首相が「今は海外旅行に適さない」と強調 @カナダ・カルガリー【12月20日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲オフィスビルの下にある商業施設。家族と過ごすためクリスマス休暇を取る人が多く、人影はまばらだ

濃厚接触者には、隔離中の検査キットを無料配布

 カナダ保健省は11日、新型コロナウイルスの感染率が今より15%上昇、またはオミクロン株が蔓延(まんえん)した場合は、年明けには1日あたりの新規感染者数が1万人以上になると警告した。国内では11月から再び感染者が増加しており、12月上旬の増加率はノバスコシア州が35%、オンタリオ州が22%と東部で高い傾向だ。

 現在は、新規感染者の大半はデルタ株への感染だが、海外渡航者とその濃厚接触者の約100人からオミクロン株への感染が確認された。ワクチン接種を完了した若年層や、渡航ができる健康な人が中心のため、軽症か無症状であることが多い。しかし、政府は水際対策の強化とワクチンの追加接種を推進し、感染予防に努めると発表した。

 政府は16日、国外への渡航を最低4週間は控えるように呼びかけた。不要不急の海外渡航の禁止令は、10月下旬に一旦解除されたため法的な拘束力はない。しかし、状況が悪化して渡航先の国で入国を拒否されたり、強制的な隔離、カナダに帰国できないといった事態になっても救援はしないという。トルドー首相は国民に「今は旅行する時期ではない」というメッセージを強く訴えた。

 アルバータ州やノバスコシア州など複数の州では、ラテラルフロー(抗原)検査キットを無料で配布している。海外からの帰国後や陽性者に濃厚接触した場合は、14日間の自己隔離と72時間ごとに5回の検査が必要だ。検査キットは薬局や図書館などで受け取ることができ、無症状であることや健康保険証の提示が求められる。

▲新型コロナと寒波が影響し、人通りが少なくなった繁華街

規則を遵守して大晦日のイベントを開催

 バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では、公衆衛生を維持するための新しい規則を発表した。12月20日から1月31日まで適用される。屋内の集まりは1家族または10人までに制限され、12歳以上の全員がワクチン接種を完了する必要がある。飲食店やバーでは、営業時間や収容人数の制限はないが、テーブル間の移動やダンスはできない。年越しイベントは人数制限を設けて、着席のみで開催ができる。1000人以上のイベントは座席数を50%に制限し、ワクチンパスポートの提示を求めることが決まった。

 バンクーバーで毎年夏季に開催される、国別対抗の花火大会「Celebration of Light」が、2022年7月に開催される。日本は2017年に優勝しており参加が期待されるが、現時点で参加国は発表されていない。次回は30周年であることや、新型コロナの影響で2020年、2021年と2年連続で中止だったため、開催を心待ちにするファンが多い。

 トロントは大晦日に、花火大会を開催することを発表した。オンタリオ湖沿いの複数の場所で、10分ほど花火を打ち上げるという。市のシンボルであるCNタワーから、当日の様子をライブ配信する。アーティストによる音楽やパフォーマンスも予定されている。

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