経済再生の期待を込めて、超高層ビルの建築が再開 @マレーシア・クアラルンプール【12月20日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲薬局などで販売される簡易コロナテストキットは鼻腔咽頭検体採取式(写真・左)と唾液採取式(写真・右)

 マレーシア保健相は、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染予防のため、ブースター接種を早急に接種するよう国民に呼びかけた。特に60歳以上の高齢者と、シノバック製のワクチン完了者は、2月までに追加接種を終えなければ、規定回数を完了したと認めないという。政府はクアラルンプール首都圏を皮切りに、大規模な接種センターを設営すると発表した。

 クリスマスや大晦日にイベントやパーティーを開催する場合は、新型コロナの検査キットで参加する全員が陰性でなければならない。政府が認可または仮認可した検査キットは、ドラッグストアやコンビニなどで入手できる。唾液や鼻腔咽頭で検査する製品が、90種類ほど販売されている。従来は、1キットあたり40リンギット(約1080円)だったが、政府の補助が出るようになり10リンギット(約270円)以下になった。時には、5リンギット(約135円)で販売する店舗も見かける。

▲中華街から徒歩圏内に位置する建設中の『ムルデカ118』は2022年に完成予定

 ロックダウンが緩和されてから、クアラルンプールでは大規模な建築計画が再開した。2022年の完成を目指して、118階建ての超高層ビル『ムルデカ118』の建設が進む。高さは644メートルで、アラブ首長国連邦のドバイにある、828メートルの『ブルジュ・ハリファ』に次いで、世界2位となる予定だ。

 開発が進む国際金融区、トゥン・ラザック・エクスチェンジ(TRX)では、106階建ての『エクスチェンジ106』の建設も始まった。2030年以降には、現在の国内最高層ビル『ペトロナス・ツインタワー』がある地域に、高さ700メートル、145階のビルを建設する計画も浮上している。コロナ下で凍結していた、大規模な都市開発の計画が再開しており、マレーシア経済を立て直す足掛かりとして期待されている。

 クアラルンプールでは政府主導のインフラ整備が進む中、戸建て住宅やコンドミニアムといった物件は供給過多で、不動産市場は停滞している。外国人でも不動産投資や所有ができるため、国外からも注目されていたが、コロナ下で富裕層向けの物件が余っている状況だ。一方で、購入しやすい価格帯の物件は、供給不足が指摘されている。

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