オミクロン株の拡大で、飲食店の予約キャンセルが増加 @イギリス・ロンドン【12月8日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲ロンドン西部にあるイギリス最大規模のヒースロー空港

 イギリス政府は新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大に伴い、海外からの入国者に対して、ワクチン接種証明書の所持の有無にかかわらず、入国48時間以内のPCR検査またはラテラルフロー(抗原)検査による陰性証明書の提出を義務付けた。12歳以下は免除される。

 イングランドでは、コロナワクチンの接種率が対象者の90%に達した。未接種の640万人のうち、4分の1となる240万人は18~29歳の若年層が占める。17歳以下の接種は夏以降に開始されたが、16~17歳は3分の1、12~15歳は半数がそれぞれ未接種のようだ。政府は、若年層の初回接種と、30代以上のブースター接種を進める。接種センターのボランティアを募って人材を確保し、迅速な運営を目指す方針だ。

 オミクロン株の感染拡大が懸念されるため、大手企業を中心にパーティーなど大人数が集まる会を中止する動きが増えているという。クリスマス商戦で長い低迷からの挽回を願う、飲食店や小売店などのサービス業界は、再び打撃を受けている。店内など屋内でマスク着用が義務化されているが、今のところ更なる規制は発表されていない。

 クリスマスが近づいている今、ヨーロッパ諸国ではワクチン未接種者の社会行動を大幅に制限するなど、感染症対策を強化している。イギリスはロックダウンを回避したい方向だが、感染者が減らないため、再びロックダウンになるのではと心配する声が絶えない。クリスマスに家族が集まる際、別居している場合は全員のワクチン接種が必要なため、政府はクリスマス前に接種を促し、感染拡大やロックダウンを避けたいとしている。

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