緊急事態宣言を来年1月15日まで延長 @タイ・バンコク【11月20日/新型コロナウイルス世界の反応・現地レポ】
- 2020/11/25

新規感染者はわずか 国内の注目は反政府運動に
タイ政府が今年3月下旬に発令した非常事態宣言を来年1月15日まで延長することを発表した。タイ国内での感染者数は長期間にわたって非常に少ない数値での推移が続いており、11月20日の新規感染者数は4人。11月に入ってからは多い日でも10人程度にとどまっている。
そんな中、タイで注目を集めているのが反政府運動だ。タイでは2006年から政情的に不安定な状況が続いているが、今年7月に入ってからは、若者を中心に長らく続く不況から軍事政権に対する不満が非常に高まっている。さらにここ数カ月前からは、これまでは批判の対象とすることをタブーとされていた王室に対しても批判の矛先が向いている。
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東京都出身。タイ在住。1998年に初めてタイを訪れ、その後、バンコクで暮らしながらタイ語学校に通い、2002年からタイ在住。現地採用で数社に勤務し、2011年からライター専業に。著書に「亜細亜熱帯怪談」(晶文社)など多数。