伝統の「灯ろう流し」再開で、経済活性化なるか @タイ・バンコク【11月20日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

進まないワクチン接種、新規感染者は6500人前後で推移

 タイでは国民の50.7%が、新型コロナウイルスのワクチン2回接種を終えた。1日あたりの新規感染者は6500人前後で推移しており、14日には累計の感染者が201万8410人、死者は2万36人に達した。パンデミック解決の糸口が見えていない状況だが、11月1日からは外国人旅行者が条件付きで隔離なしの入国ができるようになり、国民からは新たな感染源の流入を不安視する声も出ている。

 外国人旅行者の受け入れに伴い、飲食店の店内サービスも再開した。アルコールを中心に提供するバーやパブ、映画館やカラオケ店などの娯楽施設は、12月から再開予定だったが、新規感染者が減らないことから延期が決まった。バンコクや南部プーケット県など1都8県に限り、2022年1月から再開が見込まれている。中小規模のホテルは、営業停止を余儀なくされたことで、廃業に追い込まれた企業も少なくないという。

▲灯ろう流しはタイ人にとって欠かせない行事の1つ

一時的に感染減のタイミングで、「灯ろう流し」伝統行事を開催 

 伝統行事の灯ろう流しが19日、昨年に続き全国各地で開催された。感染者数が一時的に落ち着いたことから、衛生管理局が定める感染症対策を守りながらの実施となった。しかし、感染者数が一定の水準から減らないことから、一部の主催者は開催を見送り、参加を見合わせた国民もいた。

 灯ろう流しは、地域により内容が異なる。南部ではロイクラトンと呼ばれ、バナナの葉などで作った灯ろうを川や水辺に浮かべて、1年の罪を流して豊作を感謝する。北部ではコムローイと呼ばれ、天にいるとされる仏陀へ敬意を表して、夜空にランタンを飛ばす。毎年タイ陰暦12月にあたる11月ごろ、満月の夜に実施される。バンコクでは、チャオプラヤー川や周辺の商業施設などに人々が集まり、夕方から夜にかけて灯ろう流しを楽しんだ。

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