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セミナー視聴と資料ダウンロードに特化したサイト @Interop Tokyo カンファレンス【オンライン展示会】
- 2021/8/10
- Interop Tokyo(インターロップ), IT・情報処理, オンライン展示会, ナノオプト・メディア
会期:2021年6月9日(水)〜23日(水)
アーカイブ期間:2021年6月9日(水)~12月31日(金)
企画:Interop Tokyo プログラム委員会
運営:ナノオプト・メディア(東京都新宿区)
参加料金:1万6500円(ライブ配信後のオンデマンド配信サービスも含む)
セッション数:44
インターネット技術の展示会「Interop Tokyo(インターロップ 東京)」の有料カンファレンスがオンラインで開催された。サイト構成は、セミナー配信と資料ダウンロードに特化していた。44本をライブ配信し、翌日からオンデマンドで提供した。セミナーの多くは複数人が登壇し、個々のプレゼン後にディスカッションをした。会期中に参加した記者が、セミナー、機能、操作感などをレポートする。
【この記事の概要】
1.インターフェースについて
タイムテーブルやおすすめ紹介で、セミナー視聴へ誘導
2.タイムテーブルについて
ライブとオンデマンド配信の視聴、資料ダウンロードができる
3.セッションについて
複数人が登壇し、個々のプレゼン後にディスカッションする流れ
4.メール配信について
セミナーのリンクは、配信画面ではなく予告動画に誘導
5.まとめ
セミナーを探すために、課題やテーマから絞り込む機能が必要
1.インターフェースについて
タイムテーブルやおすすめ紹介で、セミナー視聴へ誘導
無料で見られるトップページでは、配信セミナーのタイムテーブル、おすすめセミナーを紹介する動画、プログラム委員会のメンバーを閲覧できる。
トップページ上部のメニューにある『タイムテーブル』をクリックすると、セミナー配信の予定が日程ごとに確認できる。毎日4本が公開され、会期中の総数は44本だ。会期中はライブで配信され、2021年12月31日までオンデマンド配信で視聴ができる。
タイムテーブルからセミナーを選択すると、詳細ページに移動する。内容を丁寧に説明しているが、文章量が多く読みにくい印象だ。URLが記載されていても、リンク設定されていないページもあった。
トップページに戻り、『委員のおすすめセッション』のページに移動した。5本の動画が掲載されており、動画内で主催者がすすめるセミナーを紹介していた。視聴の優先順位を決める手引きになるが、すすめるセミナーとその理由は、動画を視聴しなければ分からない。サムネイルで、動画の内容が予測できると親切だろう。
右上の赤い『参加登録』を押すと、登録画面に進む。登録が完了すると、事務局を運営するナノオプト・メディア(東京都新宿区)のイベント受付ページに移動する。
ナノオプト・メディアのページでは、上部の『お申し込み済みイベント』に、「Interop Tokyo カンファレンス」が登録された。視聴ボタンから、それぞれのカンファレンスに移動する。セミナーを視聴する度に、この画面を経由する手間が発生した。
2.タイムテーブルについて
ライブとオンデマンド配信の視聴、資料ダウンロードができる
ログインすると、サイトの画面構成が変化した。『ライブ』『オンデマンド』『資料ダウンロード』の3ページで構成される。
『ライブ』では、当日視聴できるセミナーの情報が並ぶ。各セミナーのバナーには、セッション名や番号、配信日時、アンケート、資料の有無が記載されている。下部に『データセンター』『5G』といったテーマが表記されるが、タグにはなっていない。
配信時間になると、セミナーのバナーはクリアに表示され、配信画面に移動する。視聴できる時間以外は、バナーが白っぽく表示されていた。
視聴するセミナーをテーマで絞るには、上部の検索窓を使用する。全てを対象に一括で検索はできない。当日と未配信は『ライブ』、配信済みは『オンデマンド』から、それぞれ検索する仕組みだ。セミナー名や登壇者といったキーワードで検索できるが、具体的な名前を入力する必要がある。テーマから絞り込める機能があれば便利だろう。
視聴したいセミナーを登録する機能は備えていない。合計44本が配信されるため、整理するためにも、あると便利な機能なのではないだろうか。
3.セッションについて
複数人が登壇し、個々のプレゼン後にディスカッションする流れ
タイムテーブルのバナーをクリックすると、セミナーの配信画面に移動する。配信はVimeoで行われ、クリアな画質とスムーズな音声だった。
視聴画面の左上には視聴している人数が表示され、各セッション20〜40人だった。ニックネームを記入すると、非公開で講師へ質問できる。
使用された資料は、画面の右側にある『資料ダウンロード』からダウンロードできる。PDF形式になっている。プレゼン資料が見づらい配信があったが、必要に応じて参照しながら視聴できる。
同じく右側には、『アンケート』とTwitterが表示される。アンケートは外部ページに移動し、Googleフォームにリンクしていた。また、公式Twitterの投稿が常時表示されていたが、配信開始の投稿が流れるだけなので必要性は感じなかった。
セミナーの概要要旨、登壇者といった詳細は、スクロールして『講演内容』をクリックすると表示された。電子書籍、サイバーセキュリティー、データセンターなど内容は多岐にわたる。
複数の登壇者によるセミナーが多く、個々のプレゼンテーションの後に、全員でディスカッションする構成だ。各セミナーは80分と長めだが、冗長にならず視聴しやすい。配信済みのセッションは、翌日からオンデマンドで視聴できる。
なお、上部にある『お申し込み済みイベント』『受付済みイベント』をクリックすると、再びイベントの受付ページに移動する仕様だった。紛らわしいので、この機能は不要に感じた。
4.メール配信について
セミナーのリンクは、配信画面ではなく予告動画に誘導
会期中は毎日、カンファレンス事務局から当日のタイムテーブルが届く。メール内に記載されているURLは、動画を視聴するページではなく、『委員のおすすめセッション』のうち、該当セミナーの予告が含まれる動画にリンクしていた。
実際に視聴するにはログイン後、イベントの受付ページへ移動する。さらに、タイムテーブルから自分で探し出す手順なので、動線の悪さを感じた。
5.まとめ
セミナーを探すために、課題やテーマから絞り込む機能が必要
全体的に、セミナーの内容は充実していた。一方で、全44本の中から視聴したいセミナーを探す機能が欠けている。おすすめ動画や検索機能ではなく、課題やテーマといったタグで絞り込める機能があれば便利だろう。
セミナーを視聴するためにはログインが必要だが、毎回イベント受付ページを経由しなければならないので不便に感じた。サイト自体は、視聴と資料ダウンロードに特化しており、余計な機能がなく使いやすかった。