決裁権者の来場が多く会期中に商談につながるケースも[口コミ]@CareTEX 東京(東京ケアウィーク内) 中編

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3日間で約300社と名刺交換

オフィス・ワン(大阪市)

 コンピュータシステムを開発・販売しており、この展示会に出展するのは4回目だ。排尿・排泄に伴うお尻部分の重量変化を感知する非接触シート型オムツセンサーをアピールした。IoT見守りシステムに通知し、現場の業務軽減につながるもので、世界初のシステムだ。先月の「CareTEX 福岡」でもメディアに取り上げられ、非常に反響があった。出展のたびに取材され、メディアを通じて介護現場に情報が届いている。

 名刺交換したのは3日間で約300社で、そのうち9割ほどと具体的な話になりそうだ。ブースには介護施設の施設長や事務長クラスと現場担当者が一緒に来場するケースが目立つ。現場担当者の反応を見て判断したいようだ。同業他社の姿もあった。入場制限しているのに、ブースへの来場者が途切れない状態だが、これでも新型コロナ以前と比べると現場の人は半分以下しか来場していない。

 見守りシステムでは、ソリューションをワンストップ化することが重要だ。オムツ情報を含め、ナースコール、対応記録、お風呂センサーなどすべてを一括管理できる。展示会にはさまざまなソリューションが出ているが、連携ができていないので、現場に導入するのが難しいという声を聞く。課題を教えてもらいながら、自分自身も現場に寝泊まりし、共にシステムを作り上げた。これは大手ではできないことだ。現場の悩みは介護士不足だ。業務低減への関心は高い。施設では夜間、平均2時間ごとに安否と排尿排泄確認のために入居者のベッドを回る。暗闇でオムツを外して確認するのは労力も必要で、入居者もその度に起こされてしまう。我が社のシステムを導入すれば、介護者の負担を軽く、入居者を長く寝かせてあげることができ、双方にとってメリットがある。個人の交換枚数データに基づいて、配達前に在庫管理もできる。


ブース来場者の5割ほどと具体的な話ができた

有人宇宙システム(東京都千代田区)

 この展示会に出展するのは、3回目だ。宇宙開発事業を行っており、宇宙飛行士トレーナーの考案したリハビリ機器を紹介した。ブース来場者数は減っているが、具体的な話まで進めたのは5割と手応えはいい。役職者も多く、特に機器不足に悩む高齢者施設の関心が高い。

 また、近くのブースの出展者と動画サービスや介護指導者の派遣などの協業の可能性が開けたことも大きい。新型コロナの感染拡大時には、展示会のリードへの再アプローチやアフターフォローといった地道な活動にまい進したが、堅実に結果は出た。展示会には今後も積極的に出展する。


来場者は減ったが、密度の濃い話ができた

秋吉(札幌市)

 賃貸運営や旅行サービスを行っており、この展示会に出展するのは2回目だ。今回はヘルパー同行型の介護付旅行サービスやオンライン旅行をアピールした。名刺交換は1日20枚ほど。数は少ないが、意識や思いが強い来場者が多く、次につながる密度の濃い話ができた。情報収集目的の同業者よりも異業種が多かった。

 新型コロナ下では、訪問営業からDMやオンラインに切り替えたが、やはり熱量が伝わらりにくい。しかし、オンライン旅行をアピールする中、アフターコロナに向けたリアル旅行の問い合わせも増えてきており希望がもてる。


今年は勉強のために来場する現場担当者がいない

新東亜交易(東京都千代田区)

 コンピュータシステムを開発・販売する。介護施設向けの調理済み冷凍食をアピールした。ブース来場者数は前回の3分の1ほどで、そのうちのいくつかは商談につながるだろう。例年は勉強のために来ている現場担当者が、今回はほとんど見当たらない。またいつもはその場でアポイントにつながっていたが、今年は新型コロナウイルスが落ち着いてからと、反応が悪い。情報収集や逆営業が目的の来場者も多く、特に食材やブース施工業者の売り込みが目立ち、東京会場はよりその印象が強い。

 ターゲットとしている介護施設の課題は人手不足で、調理の手間を省きたいという需要だ。コロナ下では、施設の連絡先を見てリストを作り、新規客にDMを送って営業していた。


ターゲットである介護施設関係者が少なく痛手

カイプラネット(岐阜県岐阜市)

 介護食・介護用品の販売、介護運営支援、海外人材マッチングサービスといった介護を支える事業をしており、この展示会に2回目の出展となる。今回は介護食サービスをメインに紹介した。

 ブースにはターゲットとしている介護施設関係よりも、食品メーカーが多く訪れた。課題解決のためというより、市場調査に目的のようだ。実際、介護施設職員は展示会に来場しづらい状況で、これは痛手だ。本当に来場者が少なく、あまり深い話はできなかった。オンライン展示会などの利用は考えていないが、社内の状況が整ったら検討するかもしれない。

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