決裁権者の来場が多く会期中に商談につながるケースも[口コミ]@CareTEX 東京(東京ケアウィーク内) 前編

展示会名:第7回 CareTEX 東京(東京ケアウィーク内)
会期:2021年3月17日(水)~19日(金)
会場:東京ビッグサイト 青海展示棟
主催:ブティックス
出展者数:約400社
同時開催:第4回 超高齢社会のまちづくり展(CareCITY)、第4回 介護予防総合展(ヘルスケアJAPAN)、第4回 次世代介護テクノロジー展(Careテクノロジー)、第2回在宅医療総合展(HOME Care)、第2回健康施術産業展(からだケアEXPO)

 介護業界の展示会「CareTEX」には、介護用品、介護施設向け設備・備品、介護テクノロジー、介護システム、見守りシステム、介護予防・健康関連用品関連が出展。人手不足を解消したい介護施設、訪問介護・看護、介護用品の関係者が来場した。GPSを活用した見守りシステムや非接触のオムツセンサーなどのITサービスや、外国人介護士の採用支援サービスなど海外人材の活用に関心を寄せていた。介護施設の施設長やオーナーなど、決裁権を持つ来場者が多く、会期中に具体的な商談に結びついたところもあった。主催のブティックス(東京都港区)は、来場者への事前ヒアリングを元に出展者との商談を設定し、マッチングを優先させる運営を行った。


後日訪問できそうなのは5、6件

NSI(東京都千代田区)

 ヘルスケア製品を取り扱っている。初めての出展となる今回は、マイナスイオンを発生する空気清浄機などを紹介した。昨年は新型コロナウイルスの影響で、空気清浄機が好調だったが、その反動が来ることを予想し、別の市場を開拓するために出展した。

 ブースにはカタログ系通販などが来場した。チラシを持っていく人は多いが、なかなか名刺交換にまではつながらず、後日訪問できそうなのは5、6件だ。内容が濃いのは2件で、想定よりも少ない。介護施設の給食配膳車に光がない場所でも効果を発揮する無光触媒コーティングしたいという要望はあったが、その他の来場者の課題や需要は把握できなかった。来年出展するかは結果次第だ。


名刺交換は約150枚

モリトジャパン(大阪市)

 生活関連資材を製造・販売しており、この展示会には今回が初出展だ。専用デバイスとアプリを使ったGPS見守りサービスを紹介した。子ども向けのサービスだが、高齢者の方が人口が多いので、ターゲットにしたいと考え、情報収集のために出展した。ブースには、同業のシステム開発担当者、デイサービスの役職者や現場担当者、専門誌の記者が来場、交換した名刺は3日間で約150枚で、予想よりも少ない。

 同業者からは、営業の知識では回答できない専門的な質問を受けた。どんなシステムが見守りに適しているか、まだ決定的なものは見つかっていないようだ。また、認知症の人を見守る業務用と、元気な人を見守る個人用の2つの極端な需要があることが分かった。遠方に住む家族が身内を見守るなら、我が社のサービスの精度でもいいが、認知症の高齢者がバスなどに乗って行方が分からなくなってしまい捜索する際は、位置情報の取得だけでなく双方向性も求められるので、難しい。認知症の進行度によって必要な機能が違い、外出時にどう持たせるかも課題だ。


Zoomを利用したセミナーが効果的

カモ井加工紙(岡山県倉敷市)

 マスキングテープを製造・販売しており、この展示会に出展するのは2回目だ。文具関連の展示会にしか出ていなかったが、介護業界の新規開拓を目的とし昨年から出展した。今回は介護レクリエーション用の、ちぎり絵に使えるマスキングテープをアピールした。薄くて透明度が高く、指の力が弱くてもちぎりやすい。脳の活性化につながる。 

 会期中は毎日大学教授とZoomをつなぎ、ホスピタルアートに関するセミナーを行った。熱心に聞いていく人が多く、取引につながる具体的な話にも発展した。ブースには特養やデイサービスなど施設の現場担当者や役職者、介護用品の卸売業者が訪れた。現場はレクリエーションの題材探しと予算不足に困っている。費用と手間をかけずにしたいという要望だ。昨年に比べると来場者数はやや少ない印象だが、反応はいい。3日間で資料500冊を配布し、交換した名刺は100枚ほど。この中から具体的な話につながるのは2割くらい。10社限定でちぎり絵セットのモニター募集もしている。30人の応募があった。初出展した昨年は準備が足りず、実演はしなかった。ただ出展しただけでは集まらない。


導入を検討する来場者もいたが、全体的な来場者数少なく厳しい

テクノム(東京都青梅市)

 福祉用品の販売会社で、この展示会には初めて出展する。介護用昇降テーブルをアピールした。ブース来場者も名刺交換枚数も予想よりもはるかに少ない。メインターゲットである施設職員が来場できない状況が響いた。事前に主催者が作ってくれた動画の効果もあったようで、あらかじめ興味を持って来てくれた人、既存顧客が別の商品を見に来てくれるケースもあった。導入を検討してくれる人も多かったが全体的な来場者数が少ないのでやはり厳しい。

 新型コロナ下の営業では商品デモンストレーションを準備しており、導入予定だ。対面に劣るとしてもできるだけ商品の魅力を伝え、デモ機の貸し出しにつなげたい。商品の魅力は対面の方が伝えやすいので、展示会は大きなアピールの機会だと捉えており、今年は最低3回は展示会に出展したいと考えている。

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