企業名より提供サービスを重視し情報収集からコンタクトまで完結 @ITトレンドEXPO【オンライン展示会】

展示会名:第2回 ITトレンドEXPO 2021 spring
会期:2021年3月10日(水)~12日(金)
主催:Innovation & Co.(東京都渋谷区)
出展者数:90社
参加者数:約16000人

 法人向けIT製品の比較・検討サイト『ITトレンド』を運営するInnovation & Co.(東京都渋谷区)が、ITサービスのオンライン展示会「ITトレンドEXPO 2021 spring」を開催した。2020年11月の初開催に続いて2度目となり、90社が出展した。期間中にオンラインで参加した記者が、セミナー、企業ブースなどについてレポートする。


【この記事の内容】

1.インターフェースについて
 『セッション』か『展示』を選択して入場
2.セミナーについて
 飽きさせない構成とトーク、注目企業や著名人が登壇
3.企業ブースについて
 商材情報からコンタクトまで、プラットフォーム内で完結
4.特典ついて
 条件を満たした全員にAmazonカードを配布
5.個人ページについて
 サービスの比較・検討に便利な一覧表示
6.まとめ
 企業ではなく、サービスを前面に



1.インターフェースについて

『セッション』か『展示』を選択して入場

 事前登録の上、ログインして入場する。トップページに『セッションエリア』と『展示エリア』の入り口が現れるので、視聴目的によって選択する。まずは『セッションエリア』に入場した。


2.セミナーについて

飽きさせない構成とトーク、注目企業や著名人が登壇

 『セッションエリア』では、セミナーが視聴できる。会期中3日間のタイムテーブルが表示された。配信時間は45分~1時間15分で、70本のセミナーが配信された。配信時間帯のみ視聴が可能だ。

 内容や登壇者の情報は、各セミナーのバナーにまとめられており、内容を把握しやすい。詳細ページから視聴予約を行うと、上部の『予約セッション』に登録される。

 視聴には、自分のリード情報の提供が必要だ。セミナー画面では、左側に動画が大きく表示され、右側にチャットツールの『Slido(スライド)』を使った質問フォームが設置されている。登壇者情報は、スクロールすると画面の下で確認できる。

 セミナーは総じて、画面や音声がクリアな印象だ。登壇者の多くは伝え方がうまく、トーク番組のように飽きさせない構成になっていた。スライドに頼ることなく、音声だけでも十分に理解できるものもあった。仕事をしながら音声だけ聞くという活用法もありそうだ。

 出展企業のほか、注目されているIT技術企業、中田英寿氏やローランド氏ら著名人のセミナーもあった。女性アナウンサーが司会進行を行い、全体的に華やかな印象を受けた。

 一方で、出展企業のセミナーが、『展示エリア』にリンクしていない点が残念だった。配信内容や右側のチャット画面から、出展企業へのリンクや、登壇者との名刺交換ができる仕様だと更に良いと感じた。また、登壇者が複数名の場合は、顔写真とプロフィールを下に記載すると分かりやすい。

 視聴したいくつかのセミナーでは、チャット画面での投稿は見られなかった。誰も投稿していないのかと思ったが、セミナーの最後に質問が発表されていたので、主催者のみが確認できるようだ。投稿内容が共有されれば、よりライブ感や双方向性を感じられただろう。


3.企業ブースについて

商材情報からコンタクトまで、プラットフォーム内で完結

 『展示エリア』は、『HR/バックオフィス』『会計/財務』など9つで構成される。任意のエリアを選択すると、企業ブースが並ぶページに移動する。各ブースでは、1つの画面に3社が表示される。企業名やロゴではなく、サービスについて文字情報で紹介される。企業名は欄外に小さく記載されており、この展示会では提供するサービスが重視されていることが分かる。

 サービス内容は、『3つのオススメポイント』で簡潔に表現されているが、文字が少ない場合は余白が目立ち、多いと読みづらい。もっと見やすいデザインだと好印象だろう。

 企業の動画視聴、資料ダウンロードを行うには、名刺交換が必要だ。黄色の『名刺交換』というバナーを押すと、登録時の情報から、名刺風の画面が生成された。相手の情報は「同意をして名刺交換をする」をクリックするまでは、ぼやけた状態のままだった。

 企業ページには、資料を見られるスライドショーや動画が用意されていた。右側に閲覧できる資料がまとめられており、選択すると左側に大きく表示される。右下の『ご相談ください』をクリックすると、企業の担当者とのチャットフォームがポップアップで表示された。

 企業のウェブサイトへのリンクは、設定されていない。商材情報の確認や担当者とのコンタクトなどは、全てプラットフォーム内で完結するからだ。『ほかのユーザーはこちらの展示も見ています』からは、類似サービスを扱うブースへの誘導があるので、比較検討の際には便利だろう。

 企業ページは情報を盛り込みすぎず、整理された作りになっていた。検索機能はないが、課題別にページが分類されており、出展者数も多くないので、特に不便には感じなかった。


4.特典について

条件を満たした全員にAmazonカードを配布

 サイト訪問やアクセス回数といった、規定を満たした参加者全員に、最大5000円のAmazonカードがプレゼントされる。アンケート回答者に対して、抽選でプレゼント企画を実施する展示会はあったが、全員を対象としたものは初めてだ。


5.個人ページについて

サービスの比較・検討に便利な一覧表示

 『マイページ』では、自分のセミナー視聴履歴や名刺情報、名刺交換した相手の情報のほか、サービスの動画や資料も一覧で表示される。サービスを比較検討する際には、便利な機能だろう。


6.まとめ

企業ではなく、サービスを前面に

 セミナーでは、登壇者の多くが伝えることに慣れており、視聴しやすいものが多かった。課題に合わせたセミナーを選べるよう、おすすめセミナーを絞り込める機能があると便利だ。

 著名人のセミナーやプレゼント特典からは、他の展示会にないエンタメ要素を感じた。展示会の集客、出展者のリード獲得に効果があったのかは気になるところだ。

 『展示エリア』の『出展者一覧』では、企業名ではなく、提供するサービスを前面に出している点が特徴的だ。参加者は、企業名ではなくサービスを探しに来ている。企業ロゴを並べる展示会が多い中で、参加者が求める情報は何かを考えたプラットフォームだと感じた。

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