ITに詳しくなくても操作できるシンプルな構成 @サイン&ディスプレイショウ【オンライン展示会】

展示会名:サイン&ディスプレイショウ ONLINE 2020
会期:2021年3月1日(月)~31日(水)
セミナー配信:3月16日(火)~18日(木)
セミナーアーカイブ配信:3月27日(土)~31日(水)
主催:東京屋外広告協同組合
出展者数:56社

 看板・サイン業界の展示会「サイン&ディスプレイショウ」は、2020年10月に開催予定だったリアル展示会の中止を受けて、オンライン開催された。オンライン名刺交換やチャット機能はなく、全体的に不要な機能を省いたシンプルなプラットフォームだった。1カ月間の会期のうち、セミナーが配信された3日間の「Premium 3 Days」に参加した記者が、プラットフォームやウェビナーなどについてレポートする。


【この記事の内容】

1.プラットフォームについて
 トップページにメニューがなく、スクロールして情報を探す
2.企業ブースについて
 商材情報の閲覧に、オンライン名刺交換は不要
3.セミナーについて
 会期中に3日間のみ、セミナーとデモを配信
4.まとめ
 ITリテラシーが高くなくても操作できるシンプルな構成


1.プラットフォームについて

トップページにメニューがなく、スクロールして情報を探す

 来場者は事前登録の上、ログインして入場する。トップページには、展示会場の写真と文字情報がデザイン処理されたビジュアルが表示された。メニュー機能は見当たらず、ページをスクロールして出展者やウェビナーといった情報を探し出なければならない。


2.企業ブースについて

商材情報の閲覧に、オンライン名刺交換は不要

 企業ブースでは、会社概要や商材紹介といった情報がまとめられていた。

 画面の左側は商材の画像で、クリックすると大きく表示される。右側は紹介文になっており、企業サイトの商品紹介ページやYouTubeの動画にリンクが設定されていた。担当者の名前やメールアドレスなどの連絡先も確認できた。商材の詳細を見るためには、オンラインで名刺交換を求めるプラットフォームが多いが、そのような機能はなく、ハードルを上げずに情報を提供していると感じた。

 チャット機能はないが、『Web商談』の希望日時を選択できる。後日、メールや電話で連絡が来るようだ。リアルタイムでは進まないが、出展者と来場者の双方が、ITリテラシーに不安がある場合に、安心して使用できると感じた。

 タブを閉じるか、右下に微かにあわられる『ページトップ』を押すと、企業ページの一番上に戻る。

 いくつかの企業は、VRブースとして出展していた。トップページから入場すると、3Dのようなビジュアルが現れた。小さい画面で自動的に動画が再生され、クリックすると大きく表示される。壁面の商材資料は不鮮明で、クリックしないと内容は確認できない。3D表示は、他のオンライン展示会でも多く見られるが、効果的なPR方法には感じられなかった。


3.セミナーについて

会期中に3日間のみ、セミナーとデモを配信

 「Premium3Days」として1カ月の会期中に3日間、主催者セミナーと出展者デモンストレーションが配信された。合計10本で、規定の時間帯のみ視聴できる。Zoomによる配信で、視聴する度に自分の名前などの情報入力が必要だった。

 セミナー視聴には事前登録が必要と記載されていたが、当日その場でも視聴できた。有料セミナーも複数あったが、期間中は無料のようだった。

 出展者セミナーは、実機の動きや書き文字のデモンストレーションなど、興味深い内容が目立った。産業用インクジェットプリンタ製造のミマキエンジニアリング(長野県東御市)は、自社からのライブ配信で、インクジェットプリンタのプレゼンテーションを40分行った。社内で発生するさまざまな音を拾っており、画質や音声はあまりよくなかったが、担当者が解説しながら動作を見せてくれるので興味が持てた。

 画面右のチャットボックスでは、質問を投稿できるが、他の参加者に内容は共有されない。配信中に質疑応答の時間が設けられ、カーラッピングへの対応やUV効果についてなど、具体的な質問にリアルタイムで回答をしていた。ライブ感がある一方で雑音が多かった。

 主催者セミナーの対談では、資料は活用されず、登壇者2人だけが映る場面もあった。資料がない場合は、映像である必要は感じられなかったので、音声配信という方法もあるのではないだろうか。


4.まとめ

ITリテラシーが高くなくても操作できるシンプルな構成

 オンライン名刺交換、チャット機能はなく、全体的に不要な機能を省いた印象だ。ITリテラシーが高くない参加者にとってはハードルが低く、使い勝手も悪くないので、方向性の1つだろう。一部では、3Dビジュアルを用いたVRブースもあったが、3Dである必要性は感じなかった。

 セミナーでは、機械の動作や技術をリアルタイムで配信しており、興味深く視聴できた。通信環境や機材が整えば、もっといい状態で伝えることができるだろう。

 次回は11月4日(木)~6日(土)に、東京ビッグサイト青海展示棟でリアル開催予定であるが、オンラインでの開催は未定だ。

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