インド変異株が拡大でワクチン接種が急務 @イギリス・ロンドン【5月26日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲243年の歴史に幕を下した老舗デパート、DEBENHAMS(デべナムズ・英ロンドン)

 国内ではインドの変異株が流行しており、先週に比べて感染者が160%増加した。陽性者の多くは、インドからの移民が多い北イングランドを中心に確認されている。政府は、感染が拡大する8つの地域を指定して、屋内での交流や該当地域への出入りを禁止することを発表した。

 国民の70%が、少なくとも1回目のワクチン接種を終えた。20日までには、5800万回以上が投与されたという。2回接種すると、ファイザー社製は95%、アストラゼネカ社製は90%の予防効果がある。インド変異株には、ファイザー社製は88%、アストラゼネカ社製は60%の効果が確認された。

 陽性者や濃厚接触者などは、自宅での隔離が必要だ。しかし、仕事や通院、育児、介護のために外出したり、家族や同居人が多く隔離が難しかったりするという。政府はイングランドの9つの地域を対象に、1190万ポンド(約18億3200万円)の予算を確保して、住民にPCR検査を行い、自己隔離をする宿泊施設を提供する。

 スペインは24日から、イギリスと日本からの渡航者に、陰性証明がなくても入国を許可すると発表した。屋内交流はマドリッドやアンダルシアでは制限がなく、カナリア諸島は15人、バレンシア地方は10人、カタルーニャ地方は6人まで可能だ。バーやレストランは、11時から翌1時まで営業する。一方、公共の場所では、ビーチを含めて屋内外でマスク着用が必要だ。イギリスへの帰国時は、10日間の自己隔離と、帰国して2日目と8日目にPCR検査を行う。

 国内主要の航空会社は、PCR検査をセットにしたパッケージ販売を始めた。各国をリスク別に分け、帰国後の対応を3段階に分類した『Traffic Light system(信号機システム)』に合わせて価格を設定する。帰国後のPCR検査は、緑色の国は不要であるが、黄色の国は少なくとも3回は、自費で実施する必要があるからだ。また、PCR検査の結果が予定日に受け取れずに、飛行機に乗れない事態が発生しており、旅行保険が適応されるのかなど、課題となっている。

 老舗デパートのDEBENHAMS(デべナムズ・英ロンドン)が、15日に全店閉鎖した。経営不振のため、2019年に破産申告していたが、新型コロナウイルスの影響で経営が悪化し、2020年12月に1万2000人を解雇した。4月から在庫セールを行い、1778年から243年続いた歴史に幕を下した。ブランド名、オンラインのショッピングサイトは、ファストファッションのBOOHOO(ブーフー)が買収した。

 ロンドン西部のマーチャント・スクエアでは、新型コロナ下ならではのイベント「Openaire Float-in Cinema」が開催される。小型ボートで、リージェンツ・カナルからリトル・ベニスへ川下りを楽しみ、大型スクリーンが設置されたマーチャント・スクエアで、船上から映画鑑賞を行う。専用アプリでは、軽食やドリンクを配達するサービスを提供する。開催期間は、6月2日から4週間の予定だ。

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