ワクチンパスポートで、海外旅行の再開目前 @イギリス・ロンドン【5月12日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

 イギリスでは17日から、観光目的の海外渡航を再開する。渡航先には、感染リスクに応じて分類する『信号機システム』を導入する。隔離が免除されるのは、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエル、アイスランドなど12の国や地域だ。トルコやモルディブなど人気の旅行先は、帰国後に政府指定のホテルで10日間の隔離が必要だ。

 海外旅行の解禁と同時に、『ワクチンパスポート』の発行が始まる。2回のワクチン接種の完了後に、スマートフォンを持っている人は、NHS(国民保健サービス)のアプリをダウンロードして使用する。持っていない人は、紙面の発行を依頼する。

 ロックダウンの緩和が進み、17日から屋内での飲食や交流ができる。屋内のプレイエリア、映画館、美術館なども再開予定だ。劇場は条件付きで再開されるが、ミュージカルや演劇は、大規模な作品ほど関係者が増えるため、規則を整えて年内の再開を目指すという。

 11日の新規感染者は2357人、死者は4人と減少傾向だ。ロードマップ通りに進めば、6月21日からはさらなる緩和が見込まれる。社会的距離は、現在の2メートルから1メートルに変更される予定。ただし、屋外でマスクを着用していることが条件となる。

 社会的距離を確保するために禁止された『ハグ(抱擁)』も、17日から可能になる。イギリスでは、ハグは重要な習慣であり、人の温かさを感じられるとして、再開を望む声が多かった。ワクチン接種やロックダウンの成果が出始め、また一歩、日常に近づいた。

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