ロックダウンが幼児の言語発達に影響 @イギリス・ロンドン【5月5日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲渡航できるグリーンリストに追加される見込みのモロッコ

 公共放送局のBBCによると、全国5万人の子どもや学校を対象とした調査で、言語の発達が不十分な4、5歳児が増加していることが分かった。ロックダウンの影響下で友人や親族と会えず、日常の会話や子どもらしい経験ができないことが主な理由だ。今後の学習に、長期的な影響を与える可能性もあるという。

 イギリスでは2歳までの乳幼児と保護者を対象に、遊んだりおやつを食べたりして交流する、プレイグループという集まりがある。児童館や教会などで、通常は週に2~3回は提供される。しかし、ロックダウン期間には閉鎖され、未就学児が行き場を失い、人見知りがひどくなったり、友人が作れなかったりする状況だ。

 新型コロナウイルスのワクチン接種は順調に進んでおり、接種対象が40歳以上に拡大した。一方で、接種済みの500人以上が感染して、入院していたことが分かった。高齢者や基礎疾患のある人が多かった。現在までに国民の半数以上が接種しており、接種済みの高齢者を中心に、外出する人が増加したことが背景にあるようだ。

 ワクチン接種が進むにつれ、海外旅行の再開が話題になる。各国をリスク別に分け、帰国後の対応を3段階に分類した『Traffic Light system(信号機システム)』では、現在8カ国が隔離が不要となる。今後は、自宅やホテルでの隔離が必要だが、渡航できる場所として、マルタ島、ポルトガル、モロッコなどが加わる見込みだ。しかし、隔離が不要の緑色の対象国であっても、入国72時間前と帰国後の2日目にPCR検査が必要で、費用は100ポンド(約1万5000円)程度で自費となる。

 ロックダウン期間中のロンドンでは、寒い日々が続く。段階的にロックダウンが緩和されているが、屋内での飲食はできず、屋外には出かけられる天候ではない。17日からは、博物館や美術館、映画館の利用ができるため、少しは気晴らしになりそうだ。

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