旅行先となる国を、リスク別に分ける計画を発表 @イギリス・ロンドン【4月21日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲ロンドン北西のカムデン・タウンではすでにマスクをしていない人の姿が目立つ

 夏の旅行シーズンを前に、各国をリスク別に分け、帰国後の対応を3段階に分類した『Traffic Light system(信号機システム)』を取り入れる計画が進む。緑色は帰国前72時間以内と帰国時のPCR検査陰性で「隔離なし」、黄色は帰国前の検査と「帰国後10日間の自宅隔離」が求められ、2日目と8日目にPCR検査を受ける。赤色は帰国前の検査と「10日間の指定ホテルでの隔離」と同じく2日目と8日目に検査を受けることになっており、出発前に隔離パッケージを予約し、1人当たり1750ポンド(約26万円)を支払う義務がある。現時点では、フランス、スペイン、イタリア、ギリシャなど、人気のある旅行先は緑色に該当する。

 政府は23日、イギリスからの出入国を制限するレッドリストに、インドを追加した。これにより、インドを訪問予定だったジョンソン首相も、訪問を取り消す事態となった。レッドリストの指定国は、アルゼンチン、ブラジル、ケニア、南アフリカ、フィリピンなどだ。海外旅行の計画を立てる人が多い一方で、国内での消費を促す呼びかけも盛んだ。

 フィリップ殿下の葬儀が、17日に行われた。73年間連れ添ったエリザベス女王は、1人で最後を見送った。葬儀の様子はBBCで放映されたが、放送予定だった番組を見たかったなど、11万件の苦情が寄せられたという。

 国内の新規感染者数は2524人、死者は33人となった。ロックダウンが緩和された最初の週末となった17、18日には、外出を楽しむ人々で各地がにぎわった。服飾などの小売店は、人数制限を行い長い列ができていた。ロックダウンの緩和と、春の気候により、明るい兆しが見られている。首相は、多くの人がワクチンを接種することで、この局面を乗り切りたいとしている。

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