イスラム教のラマダン、一部行事をルール付きで再開@マレーシア・クアラルンプール【4月20日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲スーパーにはイスラム暦新年に交換し合うプレゼントが並び始めた

 マレーシアの国教で、人口の6割が信仰するイスラム教では、ラマダン(断食月)が13日から始まった。イスラム教の新年である「ハリラヤ・アフィディルフィトリ(ハリラヤ・プアサ)」まで、1カ月ほど続く。日没から日の出までは飲食ができるため、夕方には飲食物を販売するバザールに屋台が出現し、飲食店やホテルではビュッフェを提供する。

 昨年は、帰省や移動の禁止、礼拝や集会の制限といった厳しいロックダウンと重なり、違反者が逮捕される事態となった。今年は、感染症予防の「標準運用手段(SOP)」を適用し、バザールやビュッフェなど一部の恒例行事が再開される。

 飲食店の最大収容人数は、ロックダウンの段階により規定があるが、バザールでは密を回避することが難しい。そのため、政府はクラスターが発生した場合には閉鎖することを発表した。バザールやビュッフェは、クアラルンプール周辺では、朝6時まで開催される。

 医療従事者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種計画の第1段階で、国民の1.3%にあたる44万人が2回の接種を終えた。そのうち、1回目の接種後には140人、2回目では40人の陽性者が発生した。保健相によると重篤化する人はいなかったが、医療従事者から陽性者が出たことを重く受け止め、接種後も公衆衛生に配慮することを促した。
 接種計画の第1段階では、接種予約をした登録者は90万人で、対象者の40%であった。第2段階は4月から8月までに行われ、60歳以上の高齢者、持病を持つ人、障がい者などが対象となる。現在の新規感染者数は、昨年8月の2桁台を最後に、制御できているとは言えない状況が続く。

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