展示会名:HCJ 2021
会期:2021年2月16日(火)~19日(金)
会場:東京ビッグサイト 西1~4、南1~4
主催:(一社)日本能率協会 他
出展者数:約600社
来場者数:2万4196人
出展者層:業務用食材、飲料、厨房設備・機器、調理機器・器具、食器、客室備品、ITシステム、温浴関連設備・備品
来場者層:ホテル・宿泊施設、外食・中食、ECサイト、温浴施設・スパ、官公庁・自治体
構成展:第49回 国際ホテル・レストラン・ショー、第42回 フード・ケータリングショー、第21回 厨房設備機器展
同時開催:インバウンドマーケットEXPO、オリジナル商品開発WEEK

 ホスピタリティ・フードサービスの展示会「HCJ」には、宿泊施設や飲食店、ペット用品、ECサイト運営者、IT関係者が集まった。インバウンド需要の減少により、国内旅行者の集客や顧客単価を上げるための商材を探す人が目立った。特に、非接触や接客英語のサービス、刻印、アメニティが注目を集めた。

▲「国際ホテル・レストラン・ショー」の開催は49回目

 非対面・非接触でチェックイン、チェックアウトをするシステムを展示したエアホスト(東京都渋谷区)には、感染症対策の商材を求める宿泊施設が訪れた。フロントで列を作ることや、同じ端末を使用したくないという需要があり開発した。「ルームサービスを案内する機能は、顧客単価を上げることができると好評だ」(宮脇有紀さん)

▲ずらりと並んだ入浴剤が目を引く温泉の素.com(長野県飯田市)のブース

 入浴剤を展示した温泉の素.com(長野県飯田市)には、ホテル、ビジネスホテル、IT関連企業が来場した。特にビジネスホテルは、新型コロナウイルスの影響下で男性客が減少したため、アメニティの充実を目指して女性や家族の利用を促したい狙いだ。「通販やOEMの少数受注が増えた。Go Toトラベルが影響し、売上は2倍以上になった」(鈴木健太郎代表)

 レーザー彫刻、帽子刺繍の技術を展示したエフビジュー(東京都葛飾区)には、飲食店やペット用品の取り扱い業者が集まった。飲食店の関係者からは、食器への刻印は他社と差別化でき、高級感が出ると注目された。「数個から少数生産ができる点も評価された」(古田直也さん)

▲スマホで利用できる点も好評という旺文社(東京都新宿区)のサービス

 英語講座を紹介した旺文社(東京都新宿区)には、接客で英語を使用する鉄道や宿泊施設が来場した。スマートフォンで学習するため、パソコンを持たない社員でも利用しやすいという反応があった。「オンラインで進捗(しんちょく)を管理するので、リモートワークを実施する企業からも受注がある」(金森尚子さん)

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