オンラインによる営業やマーケティング、オンラインやシニア向けの販促に注目が集まる @Japan マーケティング Week【春】
- 2021/2/17
会期:2021年1月27日(水)~29日(金)
会場:幕張メッセ 国際展示場4~6
主催:リード エグジビション ジャパン
来場者数:6474人
販促・マーケティング関連の展示会「Japan マーケティングWeek 2021 春」には、企業の営業、マーケティング、広報、イベントなどの担当者が集まった。集客や売上の向上、ブランディングについての課題解決ができる商材を求める人が多く、オンラインやシニアへ向けた営業や販促手法に注目が集まった。緊急事態宣言の再発令、会期2日目の積雪が影響し、来場者は6474人と前年から大幅に減少した。
営業支援サービスを展示したウィルオブ・ワーク(東京都新宿区)には、営業を外注したい不動産、印刷、メーカーが訪れた。従来の営業手法で結果が出ないため、新たな方法を模索する人が多かった。拠点拡大の前に、マーケティングも含めて営業を外注したい需要も増えた。「問い合わせ数は、昨年4月から12月で昨年比210%だった。ウェブではIT関連企業が多いため、異なる業界と商談ができた」(田中寿昇さん)
契約書の管理ソフトを展示したLeqal Force(東京都千代田区)には、契約書管理の効率化を目指して、幅広い業界から管理職や担当者が集まった。法人を想定していたが、個人顧客との契約書や、他の文書の管理に使用したい需要があった。「新製品の開発につながりそうな、新しい市場や顧客先が見つかった」(鈴木寿昌さん)
動画制作の博士.com(東京都武蔵野市)には、職種・業種を問わずさまざまな業界が動画を活用した営業、販促を求めて集まった。商品紹介のほか、ブランディング、採用、社内向けツールなど需要は細分化している。「大手企業の自粛で来場者は少なかったが、新しい販促手法を求める企業と出会えた」(敦賀将英さん)
宿泊予約、温泉メディア事業を手がけるゆこゆこ(東京都中央区)には、集客率を上げたいフィットネスや健康・美容、通販、リゾート会員権などを扱う企業が来場した。シニア層へ向けた商材を展示し、新型コロナウイルスにも適用される医療保険の需要が増加した。「来場者数は少ないが、シニア層への販促を真剣に検討する企業が多かった」(笠原一徳さん)