オンライン展示やライブ配信の工夫があった @オートモーティブ ワールド

展示会名:第13回 オートモーティブワールド
会期:2021年1月20日(水)~22日(金)
会場:東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:1006社
来場者数:1万4804人
出展者層:ガラス素材製造、試作品製造、ソフトウエア開発、電子部品、3Dプリンター
同時開催:第35回 ネプコン ジャパン、第7回 ウェアラブル EXPO、第5回 ロボデックス、第5回 スマート工場 EXPO

▲会場の様子

 自動車技術が集まる展示会「オートモーティブワールド」には、自動運転や電動化、軽量化などの技術や、コスト削減ができる商材を求めて、部品メーカーや商社が集まった。1月8日からの緊急事態宣言の再発令により、自動車メーカーや1次サプライヤーである大手企業の来場は伸び悩び、出展を控える動きが加速した。自社でオンライン展示やライブ配信などを独自に準備する出展者も見られた。また、中国と台湾へ向け、ブースで企業の担当者が日本語で話す内容を、主催者が用意した同時通訳を介してライブ配信する取り組みもを行われた。

▲中国と台湾へ向けて会場からライブ中継が行われた

 部品製造の中外(名古屋市)は、熱伝導技術や熱対策製品の技術を展示し、商社や同業企業が集まった。ターゲットとする自動車メーカーや1次サプライヤーが参加を見送ったため、会期中に自社でライブ配信を行い、独自のオンライン展示会を開催した。「来場者は1日50人と少ないが、1人ずつ詳細に商談ができた」(長谷川清隆さん)

 機械設計ソフトを展示したアプライドデザイン(東京都文京区)には、コスト削減を目指して、プレスや鍛造成形、樹脂成形、射出成形などのメーカーが訪れた。「来場者は1日20人ほどで、想定より大幅に少なかった。情報収集を目的とした人が多かった」(木元諒太さん)

▲TOP(福井県越前市)のブース

 モーター製造のTOP(福井県越前市)には、モーターの組成部品メーカーやメディア関係者が集まった。自動車の電動化に向け、モーターに付加価値を付けたい需要が高まっている。「東京の取引先と1年ぶりに直接会って、商談ができた」(宮崎昌彦さん)

▲毎年この展示会に出展するというiPX(東京都品川区)

 データ分析、シミュレーション技術を展示したiPX(東京都品川区)には、ターゲットの自動車、建機メーカーの姿はなく、主に同業企業が来場した。AIを活用した技術の導入が進む中、物流の効率化に関心を寄せる人が多かった。「自動運転から、自動製造や熟練度などのデータ化へトレンドが推移している」(幸田高人社長)

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