バックオフィスを効率化する商材に関心 @メンテナンス・レジリエンス OSAKA

展示会名:メンテナンス・レジリエンス OSAKA 2021
会期:2021年7月14日(水)~16日(金)
会場:インテックス大阪 6号館A・B
主催:(一社)日本能率協会
出展者数:210社
来場者数:8234人
出展者:生産設備、社会インフラ、災害対策、メンテナンスとレジリエンスに関する製品・技術・サービス
来場者:製造業、官庁・自治体、交通・ライフライン機関、土木・建設業、商社、検査・メンテナンスサービス
構成展:第45回 プラントメンテナンスショー、第13回 インフラ検査・維持管理展、第10回 非破壊評価総合展、第6回 建設資材展、第8回 事前防災・減災対策推進展、第5回 i-Construction 推進展、第7回 無電柱化推進展、第3回 再資源化・産業廃棄物処理・解体技術展、第1回 地盤改良展
同時開催:第13回 生産システム見える化展、第4回 自動化・省人化ロボット展、第2回 関西猛暑対策展、第2回 関西労働安全衛生展、第1回 騒音・振動対策展

 製造・建設業界のメンテナンスに関する展示会「メンテナンス・レジリエンス OSAKA」には、製造、建築、商社、検査やメンテナンスの関係者が集まった。生産性の向上を目指す企業が多く、省エネや省人化、遠隔化、業務の可視化につながる機器やシステムの需要が高まっている。

▲9つの展示会で構成される

 従来は東京で開催していたが、新型コロナウイルスの影響下で昨年から大阪開催となった。主催の日本能率協会(東京都港区)によると、昨年は来場者の8割が近畿圏の企業だった。「関西エリアに集中して販路を拡大する機会として利用されている。大阪万博も控えているので、製造や建築業界は活況のようだ」(小板橋一夫さん)

▲ ブルアンドベア (京都市)が紹介した、防音効果のあるパーソナル空間

 防音のパーソナル空間を展示したブルアンドベア(京都市)には、テレワークやオンライン会議で使用したい、建築の関係者や商社が集まった。防音パネル、床、壁を、ユーザーが組み立てるため、手軽に導入できると好評だった。「3日間で350部のカタログを配布した。会期中に見積り依頼や注文を数件受けた」(橋本侑佳さん)

 プラントの測定器を展示したTFF(東京都港区)には、省エネ対策ができる商材を探す製造業が訪れた。SDGsに取り組む企業が増え、エネルギーの効率化に対する需要が高まる中、超音波が配管の空気もれを検知する点に注目が集まった。「来場者数は少ないが、実物を見て検討する企業が多いので出展した意義はあった」(村井瑛二さん)

▲実際にデモ機に触れてもらうことができ、手応えを感じたという つくばテクノロジー(茨城県つくば市)

 非破壊の検査技術を展示したつくばテクノロジー(茨城県つくば市)には、自動車や航空機などの工場関係者、建設業が来場した。超音波を物体に当ててできる波紋を可視化するため、判断の属人化を予防できるという反応があった。「実際にデモ機に触れてもらい、オンライン商談では難しかった細部の案内ができた」(酒井保さん)

 工場を一括で監視分析するシステムを展示したMAZIN(東京都台東区)には、自動車から薬品まで幅広く、製造工場の関係者が訪れた。データ収集から、データベースや分析アプリの構築までを一括して提供するため、短期間で導入できる点に関心が集まった。「今まで属人化していた判断を可視化したい需要が高まっている」(酒井利将さん)

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