2度目の緊急事態で「ステイホーム命令」が発令 @カナダ・トロント【1月20日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】
- 2021/1/21

ロックダウンが続くオンタリオ州では14日、新規感染者数が減らないことから、2度目となる緊急事態宣言が発令された。在宅を要求する「ステイホーム命令」も発効され、全ての州民は外出が制限され、違反者は罰金や刑事訴追の対象となる。生活に必要な物資の購入、保健サービスの受診、運動などを目的とした外出はできる。日用品、酒屋などの小売店は営業時間が7時から20時までに制限されるが、食料品や薬局、ガソリンスタンド、持ち帰りや配達を行うレストランなどは対象外となる。これらの措置は14日間実施され、状況に応じて延長が決まる。
15日には中小企業に対して、支援助成金の提供が開始された。ロックダウンで営業が制限された、従業員100人未満の州内の企業が対象で、2020年4月の収益が19年4月よりも20%以上減少したことが条件となる。助成金は1万~2万ドル(約80万~160万円)で、従業員への賃金や家賃などに使用できる。財務大臣によると、受付を開始してから24時間以内で1万社以上が申請しており、約10日間で受け取りができるという。
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2014年よりカナダに渡り、バンクーバー、レイクルイーズを経てトロント在住。教育・人材業界でWEB・紙面の編集者/ライターとして勤務後独立。経済全体を取材し、住宅、不動産、旅行事情をさまざまな専門メディアで執筆中。2018年より国際イベントニュース編集部にパートナー参加。