14日から7人以上の集会を禁止 @イギリス・ロンドン【9月10日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

ウェールズで初のローカルロックダウンが決定

 イギリス政府が9月8日夜に、14日から7人以上の集会を禁止することを発表した。新型コロナウイルスの感染者が急増していることに対する措置となる。室内外や講演、パブ、レストランも対象となる。学校や職場は対象外。結婚式や葬式、チームスポーツは安全を確保できることを条件に対象外とするという。

 また5日には、毎週恒例となっている渡航セーフリストからの除外国の発表が行われた。ウェールズはギリシャ6島とポルトガル、ポリネシア、ジブラルタルを新たにセーフリストから排除。スコットランドはギリシャ、ポルトガル、ポリネシアを排除する。イングランドは5日時点では新たな除外国の発表はなかったものの、7日になってギリシャのレスボス島、ティノス島、セリフォス島、ミコノス島、サントリーニ島、クレタ島、ザキントス島を排除することを発表した。

 7日にはウェールズのカフィリーがローカルロックダウンされることが決定した。ウェールズでのローカルロックダウンは初となる。カフィリーへの立ち入りは原則禁止となり、地域内では店舗の入店時はマスク着用が義務化。一緒に住んでいる人以外との交流も禁止となった。カフィリーの感染者数は急激な増加を見せており、感染率は10万人に55.4人に達している。ウェールズ内では最高の値となっているほか、イギリス全土で見ても非常に高い数値となっている。学校やバー、レストランは一定の制限のもと営業可となっているが、ロックダウンは10月まで続くとみられている。また、北部のマンチェスターにあるボルトンもロックダウンが決定。ボルトンでは10万人あたり99人が感染しているとされており、公共交通機関の使用は必要最低限にとどめるほか、家族や友人との交流も禁止するという厳しい措置をとっている。一方で、ランカシャーや西ヨークシャーのローカルロックダウンは緩和されることが発表された。

 9月2日から徐々に学校が再開しているが、既に数件の感染が報告されている学校もある。感染が報告された学校は、感染者と同じ学年の生徒全員に2週間の隔離を実施している。ようやく再開となった学校だが、今後も不安定な状況は続くとみられている。

 この他にも、イギリスでは暗いニュースが多かった。6日にはバージン・アトランティック航空が1150人の人員整理を発表。パンデミックによる資金繰りの悪化が原因と見られている。また、オックスフォード大学と共同でワクチン研究を進めていた製薬会社のAstraZeneca(アストラゼネカ、イギリス・ケンブリッジ)が、開発の中止を発表した。臨床試験の参加者に深刻な副作用が疑われていることが理由だ。まだ同日の午前12時30分ごろには、イギリス中部にある都市のバーミンガムで複数の人が刺される事件が発生した。犯行は市内4カ所で2時間のうちに次々と行われ、1人が死亡、7人が大けがを負う事態となった。バーミンガムは人口約100万人の都市で、アジア系移民も多い。

▲ロンドンのアートフェスティバルの様子

 一方で、久しぶりに明るいニュースもあった。9月に入りロンドンで「LONDON MURAL FESTIVAL」が始まった。同フェスティバルはグラフィティーアートがスプレー缶で壁に作品を描いていくイベントで、世界各地から有名なグラフィティーアーティストが参加する。今回は日本からも3人のアーティストが参加。壁にプロジェクションマッピングで映像を投影する試みを行う予定だといい、11日に完成するという。同フェスティバルはロンドンでも多くの人が待ちわびており、久しぶりの明るい話題に活気づいている。

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