1年半続いたロックダウンが全面解除へ @イギリス・ロンドン【7月14日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲UEFA EURO 2020 公式サイトより

 イギリス政府は19日から、ロックダウンを全面的に解除することを発表した。室内の人数制限、マスク着用の義務といった規制を撤廃する。ナイトクラブは、ハンドジェルの設置、清掃を徹底し、5分ごとに空気を入れ替えて営業を再開する。ワクチンパスポートの提示は求めない方針だ。一方、ロンドンでは、市内の地下鉄、バス、電車内において、19日以降もマスク着用の義務を続行することが決まった。

 規制を段階的に緩和する国内では、依然として感染者数は増加している。しかし、重症化する人や死者が大幅に減少したため、ロックダウンの解除に踏み切った。ジョンソン首相は、「ウイルスと共存する」と述べ、個人の責任で感染対策に努めながら、日常を取り戻すことを呼びかけた。

 新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、未接種、1回接種、2回接種の場合に、感染時の症状がどう異なるかという研究が発表された。未接種は、熱、継続的な咳、味覚や嗅覚が消失する人が多い。1回のみ接種は、頭痛、鼻水、喉の痛み、くしゃみ、継続する咳。2回接種完了では、頭痛、鼻水、くしゃみ、喉の痛みの順で、症状が出る人が多かった。ワクチンを接種した場合は、一般的な風邪のような症状が出ることが多いことが分かった。

 サッカーのイングランド代表が11日、UEFA EUROの優勝をかけてイタリアと対決した。1966年以来となる決勝戦の出場や、ホームスタジアムで行われたことが影響し、国内はお祭り騒ぎとなった。試合が20時に開始されたことで、イングランドの小学校では、翌日の登校時間を10時に遅らせるといった措置が取られた。

 試合はPK戦の末に敗戦した。PKを外した選手が黒人であったことから、人種を差別するような発言や行動に発展して問題となった。優勝したイタリアの国歌が流れた時にも、ブーイングや差別発言が起こった。スタジアムのほか、ファンサイトが設置された広場においても、ファンの暴言や問題行動が止まらず、警察が出動する事態となった。

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