センサーやレンズなど殺菌や体温測定など感染予防技術に注目集まる[口コミ]@光とレーザーの科学技術フェア 後編
- 2021/1/21
名刺交換は半日で20枚
ハヤシレピック(東京都豊島区)
精密部品を製造しており、紫外線LED評価用モジュールを展示した。自動車向けに半導体が使用されることが多かったが、最近は、新型コロナ関連で体温測定のための赤外線カメラや、殺菌作用がある紫外線カメラ向けの需要が伸びている。交換した名刺は、半日で20枚ほどだ。
新規開拓には結びつかず
鈴木光学(神奈川県平塚市)
光学部品の製造メーカーで、今回はガラス膜を展示した。20社ほどが訪れたが、全体的に来場者が少なく、ほとんどが同業の顔見知りとあいさつ程度だ。販路開拓目的で出展したが、新規開拓には結びついていない。
持ち運び可能な分光測定器が注目集める
日進機械(香川県高松市)
科学機器や計測機器、産業機械を販売している。まだ試作品の段階だが、持ち運びができる分光測定器のPRのために展示した。現状、中赤外線で二次元で取れる成分分析機はないため、珍しいと来場者の注目を集めた。
食品や光源のメーカーが来場
アイセイ(横浜市)
光部品、電子部品、ソフトウェアの輸入商社だ。デンマーク社製の分光器を展示した。手術用のライトなどを作っている光源メーカーや食品メーカーが1日20社ほど来場したが、来場者数は例年の半分だ。2人体制だったが、午後から1人で対応している。
2月にサンフランシスコで開催された世界最大級の光学関連展示会・国際会議「Photonics West」に参加できたが、それ以降は新型コロナの影響で予定していた活動がほとんどできていない。ディストリビューターをデンマークの本社に集めて行う予定だったトレーニングもオンラインで開催したが、表面的な知識しか得られなかった。