高級ホテルが客室でPCR検査サービス お値段も5つ星 @オーストリア・ウィーン【1月15日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】
- 2021/1/19
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オーストリアでは、24日までロックダウンの延長が決まった。食料品やドラッグストア、薬局など必要不可欠なサービス以外は、引き続き店舗での営業はできない。再開が期待された飲食店も見送りとなり、厳しい規制が続く。
政府は15日より、入国時に自宅の住所、国内での滞在先、連絡先、滞在日程などを、事前にオンライン登録することを義務付けた。入国前にPCR検査を受けた場合は、印刷や電子フォームにて提示する必要がある。欧州内は空路に加えて陸路でも越境移動ができるので、公共の交通機関を避けて自家用車で移動する人が多くみられる。
高リスクの国からの入国は、10日間の自己隔離が義務となる。5日後からは政府による無料のPCR検査を受けることができ、そのための外出は許可される。一方で、日本をはじめ、オーストラリア、フィンランド、アイスランド、韓国など一部の国から入国する場合は、PCR検査や自己隔離が免除される。ただし、入国前の10日間は、これらの国以外に滞在していないことが条件となる。出張などビジネスの場合は、PCR検査や抗原検査を入国の72時間以内に実施し、陰性証明書を提出することで、自己隔離が免除となる。
一部の高級ホテルでは宿泊客を対象に、ホテル内でPCRや抗原検査が受けられるサービスを始めた。ウィーンのホテル・ザッハーは、テストラボと共同で客室で検査を行う。空港ではPCR検査は99ユーロ(約1万2400円)、抗原検査は35ユーロ(約4400円)、テストセンターではPCR検査は85ユーロ(約1万600円)、抗原検査は29ユーロ(約3600円)であるが、ホテル・ザッハーでは250ユーロ(約3万1300円)で提供しており、値段も5つ星のようだ。