カタログ集としては充実するも、人の気配は一切なし @JIMTOF オンライン【オンライン展示会】

 オンラインで開催された「JIMTOF(日本工作機械見本市)」に、本紙記者が参加した。セミナー視聴やブースについてレポートする。

展示会名: JIMTOF 2020 Online
会期:2020年11月16日(月)~27日(金)
アーカイブ:2020年11月27日(金)~12月11日(金)
主催:(一社)日本工作機械工業会、東京ビッグサイト
プラットフォーム:日経イベント・プロ
出展者数:394社
来場者数:5万2168人(のべ11万2124人)
出展物:工作機械、鍛圧機械、工作機器、機械工具(切削工具、耐摩耗工具)、ダイヤモンド・CBN 工具、研削砥石、歯車・歯車装置、油圧・空気圧・水圧機器、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAM 等)


【この記事の内容】

1.インターフェイスについて
 操作を迷うことがないシンプルな作り
2.出展者エリアについて
 「名刺交換」しないとブース情報を知ることができない
3.新製品発表会・主催者セミナーについて
 ランダムに出展ブースを紹介する
4.まとめ
 カタログとしては充実した内容


1.インターフェイスについて

操作を迷うことがないシンプルな作り

 来場者は事前登録し、ブラウザ経由でオンライン会場に入場する。会場は、『出展者エリア』『新製品発表会』『主催者セミナー』に分かれており、操作を迷うことはなくシンプルな作りだ。装飾は極力省かれ、デザイン的な特徴が少ないプラットフォームだ。

 オンライン展示会というよりも、カタログのような印象を受けた。ライブ配信は一般向けにはなかった(会期前に、学生限定のオンラインセミナーは開催された)

 ブースに当たる『出展者エリア』には、『工作機械』『鍛圧機械』『工作機器』などのカテゴリを記したバナーが並んでいた。クリックすると、それぞれのカテゴリに該当する出展者のブロックが並んだ。

 気になった出展企業に『お気に入り』マークをつけることができ、出展者エリアとマイページで確認できる。オンライン展示会では複数の企業ページを一気に見ていくため『お気に入り』は重要な機能だと思われるが、装備しないオンライン展示会も少なくない。出展者に対してチャットができるか否かもここで確認できる。

 上記写真の右側に『Live ワークショップ開催中』というブロックが表示されている。『Live』とあるため、リアルタイムイベントだと思ったが、動画がある出展者ブースにリンクされているだけだった。リロードする度に別の出展者が紹介されるので、他のオンライン展示会サイトにおける、ランダム紹介される機能と同じだ。


2.出展者エリアについて

『名刺交換』しないとブース情報を知ることができない

 出展者が紹介したい商材の情報や動画視聴、動画ダウンロードができるが、『名刺交換』を行うことが条件になる。事前登録時の情報を相手に送り、担当者の情報を入手する『名刺交換』はボタンを押せば簡単に行えるが、交換しない限り各ブースの情報を知ることはできず、動画視聴もできない。『名刺交換』しない限り、それぞれのブースが閉じられた空間になっているのだ。隣のブースを見る機能もあるが、どこも閉ざされており、リアルのように気軽に見て歩くことはできない。

 どのページも情報が詰まっており、カタログとして読み応えがある作りになっている。リード獲得のためと思われる『名刺交換』だが、かえって高いハードルとなりお互いにとって機会損失になっていないか、結果が気になった。

 チャット機能を使い出展企業に連絡を取ったが、返信があってもアラートが出てこない。チャット欄をこまめに確認なければ見逃してしまう。会期が終了してアーカイブ期間に入ると、チャット機能は失われ、メッセージも消えた。せめてログだけでも残るようにして欲しい。


3.新製品発表会・主催者セミナーについて

ランダムに出展ブースを紹介する

 『新商品発表会』を新しい商品の紹介ページだと思って見てみると、ここもランダムに出展ブースを紹介するだけだった。『主催者セミナー』は、各ジャンルの研究者によるセミナーで、ライブ配信ではなく、それぞれ約1時間の録画済みのセミナーだった。こちらもアーカイブ期間には視聴不可になってしまった。


4.まとめ

カタログとしては充実した内容

 ライブ感が一切ない展示会だったので、本会期とアーカイブ期間を分けて、機能を限定する意味はないと思われた。会期を限定する必要もないのかもしれない。

 カタログとしては充実した内容になっているので、無理にライブ感を出す必要はないのかもしれない。だが、あまりに静かすぎた。紙媒体をPDFにした『JIMTOFオンラインニュース』が会期中、2回発行されていた。会期中、このニュースをサイト内で細切れに発信すれば、もう少し活気が出たのではないだろうか。

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