リモートワークに適したサービスを求める人多数 @Japan IT Week 秋
- 2020/11/12
会期:2020年10月28日(水)〜30日(金)
会場:幕張メッセ 国際展示場1~6
主催者:リード エグジビジョン ジャパン
出展者数:約830社
来場者数:2万2315人
IT製品・ソリューションの展示会「Japan IT Week 秋」では、新型コロナの影響で需要が拡大した遠隔作業やリモートワークに関する商材が関心を集めた。
IoTソリューションを提供する日本システムウェア(東京都渋谷区)では、カメラ付きヘルメットが、製造業関係者に注目された。現場での作業を遠隔地からリアルタイムで確認し、リモートで指示を送ることができるものだ。「新型コロナの影響で、人の接触や遠隔地からの行き来が難しくなり、工場での作業を遠方から確認したいという相談が増えた」(品川克信さん)
PDFソフトウェア開発のスカイコム(東京都千代田区)では、PDF書類に電子化した印影(はんこを紙に押したとき、紙に残る朱肉のあとのこと)を押すサービスが注目を集めた。リモートワーク下においても、印鑑を押すために社員を出社させていた企業が解決策を探した。「商習慣から押印をなくせない企業の担当者が悩んでいる」(東英樹さん)
コンサルティングのメディアリンク(東京都港区)は、チャットボットを使ったウェブ接客ツールが余剰人材を抱える来場者の関心を集めた。新型コロナで、リアル店舗の閉鎖により生じた余剰人材を、チャットボットの有人対応人員として活用するツールだ。「リモートワークに適した新しい人材活用方法をシステムで提案したい」(橋本達大さん)
動画クラウドサービスのオープンエイト(東京都渋谷区)は、未経験者でも簡単に操作できる動画作成ツールをPRした。動画制作の経験がなかったり、量産できないことに課題を抱えている企業が集まった。SNSや広告に使う5分未満の短い映像や、対面研修を実施できない現状を受けて、オンラインマニュアル制作に対する需要も拡大している。