営業再開した飲食店では人手不足が深刻化 @イギリス・ロンドン【6月2日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲日常が戻りつつある

 ロックダウンの緩和が進むイギリスでは、屋内施設や飲食の営業が再開した。公園はもとより、レストランやパブといった飲食店も、にぎわいを取り戻しつつある。一方、EU離脱(ブレクジット)による海外人材の帰国や、ロックダウンの影響下で経営が不安定であることを背景に、飲食業の人材不足が深刻化している。人材を確保するため、ステーキなどが人気のホームスクアグループは、友人を紹介した従業員に200~2000ポンド(約3万1000円~31万円)を付与するという。他の大手飲食店は、顧客から紹介を募り、採用に至れば100ポンド(約1万5000円)の利用券の提供を決めた。

 イングランドでは、インド変異株への感染が拡大している。連休や学校の春季休暇で、外出の機会が増加したことを受け、政府は感染者の多い8つの地域への出入りを自粛するよう呼び掛けた。

 新型コロナウイルスのワクチンは、2回接種するとインド変異株にも有効だという。ファイザー社製はケント種の93%、インド種の88%、アストラゼネカ社製はケント種の66%、インド種の60%に効果が確認された。

 国内では1日、新型コロナによる死者が0人を記録し、昨年3月以来で初めての数字となった。ワクチン接種が進み、重症化する人が減少したことが影響する。5月22日までに、累計6000万回のワクチンが投与された。2200万人は2回の接種を終えたことから、30歳以上の受付を開始した。

 一方、ロンドンではワクチン接種やワクチンパスポートに反対するデモが発生した。『my body, my choice!(自分の身体は、自分で選択する)』というメッセージを掲げ、市内を行進した。一部の参加者は、火のついたたいまつをショッピングセンター内で投げ、店舗が閉鎖されるといった混乱を招いた。ワクチンの接種は個人の自由であるが、接種しないと仕事や旅行が制限される可能性が予想されるため、人権とのバランスが懸念される。

▲フランスはイギリスからの入国を制限

 海外旅行を再開したイギリスだが、ドイツに続きフランスも、イギリスからの旅行目的の渡航を受け入れないことを発表した。インド変異株が流行していることが主な理由だ。第3波を避けるためには、一人一人が自制を心がけることが必要ではないだろうか。

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