ロックダウン緩和で、小売や飲食店に殺到する市民 @イギリス・ロンドン【4月14日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲ロンドン北西にあり若者に人気のカムデン・タウン

 イングランドでは12日から、ロックダウン緩和の第2弾として、飲食店の屋外営業、小売店、美容院の営業が再開した。当日は肌寒い気候の中、買い物に出かけたり、パブやレストランで時間を過ごしたりする人が多く、各店舗には行列が見られた。イースター休暇と重なったこともあり、前回のロックダウン緩和後と比べて大幅に外出する人が増えた。

 ロンドンのランバス、ワンズワース地区で、南アフリカの変異株が見つかった。同エリアに住む11歳以上は、週2回のPCR検査を受ける必要がある。イングランドでは、検査セットを無料で提供しており、感染経路の特定や感染拡大を予防する狙いだ。国内では、13日の新規感染者数は2472人、死者23人と減少傾向が続く。

 政府は7月から、ジョンソン・エンド・ジョンソン(アメリカ)製のワクチンを利用開始することを発表した。現時点で3000万回分を確保しており、成人のワクチン接種を7月末までに完了することを目指す。同社製は1回の接種で済むため、夏に海外旅行をしたい若年層を中心に、接種を心待ちにしているという。

 ロックダウン期間中の海外旅行は、正当な理由がない限り認められておらず、違反者には最高5000ポンド(約75万円)の罰金が科せられる。一方で、海外からイギリスへの旅行は制限されておらず、批判の声が上がっている。入国管理局によれば、入国前に陰性証明を提出し、入国後のPCR検査で陰性、10日間の自己隔離をする場所を確保、住所証明ができる場合は、入国拒否はできないそうだ。

 海外からの帰国者に対して、空港にて自費でPCR検査を実施することが義務付けられている。ランドックス社は、提携する航空会社を利用する場合、検査費用の120ポンド(約1万8000円)を半額にすると発表した。新型コロナウイルスの影響下で低迷する旅行業界を、少しでも回復させるための施策だ。

 9日、エリザベス女王の夫フィリップ王配が99歳で死去した。ロンドンのバッキンガム宮殿には半旗が掲げられ、大勢の市民が花束を手に訪れ追悼した。最期を過ごしたウィンザー城にも、市民が訪れ、政府は感染症対策のため、密を避けるように注意を喚起した。17日には、ウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で、親族のみで葬儀が行われ、葬儀の様子は、テレビ中継される予定だ。

 歴史的建造物を保護するイングリッシュ・ヘリテッジは、ダイアナ元妃が婚前に住んでいた建物に、ブルー・プラークを掲げることを発表した。これは、死後20年以上経った著名人の居住地や活動場所などに、名前などを表した青い看板を設置するもの。今回はダイアナ妃を含めて、女性5人が選ばれた。

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