接客業での感染と人手不足対策の商材に注目集まる @JapanマーケティングWeek
- 2020/9/15
開催日程:2020年9月2日(水)〜4日(金)
会場:東京ビックサイト 南1〜4
主催:リード エグジビジョン ジャパン
出展者数:非公開
来場者数:1万5249人
販促・マーケティングに関わる商材を集めた「JapanマーケティングWeek」では、新型コロナウイルス感染拡大により変化した働き方や、新しいPR方法に関する商材が注目を集めた。
デザイン性の高い飛沫感染防止パーテーションやスクリーンを展示した松本印刷(静岡県榛原郡)のブースには、ホテル業界や広告代理店の担当者が集まった。感染防止だけでなく、広告スペースや空間演出に活用できる商品だ。「飛散防止用のボードやスクリーンは多く出回っているが、飛散防止の目的でしかない。今後もこの情勢が続くなら、デザイン性をもたせて楽しんでもらいたい」(石川雅彦さん)
スマートフォンやタブレットを置く筐体を展示したトマトランド(東大阪市)には、飲食店の関係者が訪れた。これまでは人手不足対策となる省力化に対する相談が多かったが、今回は非接触型の商材を探す人が目立った。関心を集めたのはセルフレジだ。「注文から精算までタッチパネルで行う。新型コロナ感染防止と省人化につながる」(小沼和弘さん)
6月に発売した遠隔接客サービスを展示したタイムリープ(東京都千代田区)には、ホテルチェーンや商業施設関係者が集まった。リモートで働くスタッフが、店舗に設置されたモニターを通じて接客応対にあたる。「接客業はリモートワークにそぐわないと思われていたが、新しい働き方として提案できる」(望月亮輔代表)
パラパラマンガムービーを制作するアトムストーリー(東京都港区)には、着物やベッドメーカーが訪れた。新型コロナの影響で店頭で実演販売ができなくなり、オンラインで集客するために使用する企業が増えているという。「最後まで視聴者が離れない動画が求められているが、感染症の影響で実写撮影が難しいという話を聞いた」(山崎瑞斗さん)