漁師の業務支援、下処理済ませた食材 業務効率高める商材の注目度高い @ジャパン・インターナショナル・シーフードショー

  • 2020/10/17
展示会名:第22回 ジャパン・インターナショナル・シーフードショー 2020
会期:2020年9月30日(水)~ 10月2日(金)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟
主催:(一社)大日本水産会
出展者数:300社 (前回835社)
来場者数:12,000名(見込み)(前回34018名)

 水産品や水産加工機械の展示会「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」には、生産性向上につながる手段を求めて、小売、外食、工場などの水産業界関係者が来場した。出展・来場者数とも、昨年に比べて大幅に減少したが、出展者からは、真剣に商材やサービスを探す来場者が目立ったという声が聞かれた。

 業務支援システムを展示したソフトウエアメーカーのサンクレエ(札幌市)には、生産性の向上を目指す食品工場関係者が多く訪れた。食品工場では、生産管理や在庫管理を、手書き資料やエクセルシートで行うところが多い。「小規模事業者だけでなく、大手もシステム化していないのが実態」(篠塚広己さん)

 ソフト開発のオーシャンソリューションテクノロジー(長崎県佐世保市)は、漁業の生産性を高める漁業者支援サービスを展示した。漁師の持つ情報をデータ化し、AI解析により漁場の提案を行うサービスだ。水産資源を守りながら収益性を高めたい自治体関係者のほか、生産現場から最終消費地まで商流を追跡できるトレーサビリティの実現を目指す流通加工業者も関心を示した。漁業のIT化を推進する同業他社とも知り合うことができたという。「IT機器の使用に慣れていない漁師が、端末から漁獲報告をすることの障害をなくすことが課題」(水上陽介代表)

 総合商社の大東通商(東京都荒川区)は加工済みの冷凍食材を展示し、問屋、外食、スーパー関係者の関心を集めた。厨房業務では人手不足を解消するために下処理済みの食材が重宝されており、中でも冷凍まつたけに興味を持つ来場者が多かったという。「魚に、まつたけを添えれば季節のメニューになる。シーフードと相性のいい魚介以外の食材を出す意義があると分かった」(吉村弘樹さん)

 水産物加工販売の新生水産(千葉県船橋市)では、加工・包装されたマグロのパック製品が、スーパーなどの小売業や、海鮮を扱う外食関係者の注目を集めた。「新型コロナの影響で外食の売り上げは落ちたが、最近は戻りつつある。現場では手間を省ける商品が求められている」(澤浩二代表)

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