ロンドンで初のローカルエリアロックダウン @イギリス・ロンドン【10月7日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

 イギリスで新規コロナウイルスの感染が勢いを増している。ロンドンでも初のロックダウンが決定されたほか、北イングランドでは新規感染者数が急増していることを受けリバプールとウォリングトン、ミドルズバラ、ハートルプールなどが地域ロックダウンに追加されることが決定した。これにより、イギリス国民の約3分の1がなんらかの規制対象となることになった。地域ロックダウン下では仕事や学校に行くことは認められるものの、家族・友人間での交流が禁止となる。ロックダウンになっていないエリアでも集会は6人まで、スーパーなどの小売店ではマスク着用が義務付けられるほか、感染発覚後に自己隔離義務を違反した人には1000(約13万7000円)ポンドの罰金となる。地域によって規制などが異なることから、国民に混乱も広がっている。

 10月5日には政府の新規コロナ感染者数の計測に不備が発覚し、9月25日から10月2日までに感染した約1万6000人分が感染者累計数から漏れていたことが発覚した。これにより、累計感染者数は51万7520人、死者数は4万4245人となった。感染者の計測はエクセルでまとめられていた。

 また、ファーロウ政策の終了を受け、失業者の増加に対する懸念が人がっている。イギリスでは既に過去最高の失業率を記録しているが、今後さらなる営業規制も予測されており、大規模リストラを不安視する声も多い。実際、大手映画会社Cineworld(シネワールド・イギリス)が国内127の映画館の営業を一時停止することを発表。英米合わせて約4万5000人が失業する見込みだ。新型コロナの影響により映画の新作公開が遅れる状況が多発しており、先日も人気映画「007」の公開延期が発表された。

 こうした経済的打撃が広がる中、独自に救済措置を取る地域も増えている。ロンドン中心街にあるウェストミンスター地区では、レストランやバーが多い通りを午後5時以降に歩行者天国にし、店外でも営業できるようにする措置を10月末まで延長することを決定した。主要道路は対象外となるが、店外にテーブルを出して営業できるため、店内での入場制限による機会損失を緩和する狙いだ。しかし、10月に入り気温も下がっていることから、効果を疑問視する声も少なくない。

 また、9月28日にはUberがロンドンでのライセンスを更新。ロンドン交通局が安全に対する懸念からライセンス更新を拒否していたが、1年ぶりに更新されることとなった。

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