海外で2割を売る製麺機メーカー 【海外展示会挑戦記】

 
  • 2020/7/2

さぬき麺機(香川県三豊市)
@ RAMEN EXPO USA(米)、FINE FOOD(豪)、Oishii JAPAN(シンガポール)、FOOMA JAPAN、FOODEX JAPAN、国際ホテル・レストラン・ショー

▲欧米では豚骨系ラーメンがメイン。人気店の海外展開が早かったことが理由だ。アジア圏では汁なしのまぜそばが人気だという

ラーメン店経営を学ぶ研修事業に世界から

 製麺機械メーカーのさぬき麺機(香川県三豊市)は、年商10億円にの2割を海外で売る。5年前に海外展示会出展を始めた頃は海外売り上げ比率が5%以下だった。バブル期に外食産業の海外進出ブームがあり、日本食レストランを中心に海外取引があった。

 近年は欧米を中心にラーメンブームが起こり、ラーメンについて学びたいという問い合わせが全世界から集まるようになり、3年前にラーメン店の経営について教える「ラーメン学校」を始めた。なお、「讃岐のうどん学校」については、45年前に始めた。「バブル期は海外在住の日本人が主な顧客だったが、今はラーメン店を開きたいという現地の人が来る。海外展開を始めた当初はアメリカ、カナダ、欧州が中心だったが、最近は東南アジアからの引き合いも増えた。ラーメンが8割、うどんが2割だ」(大林智洋さん)

 1回の展示会で取引につながるのは平均2件。展示会での出会いもあれば、事前にHPに問い合わせがあった顧客と会場で話を詰めることもある。海外の展示会では、試食を充実させてブースに呼び込む。

▲さぬき麺機(香川県三豊市)大林智洋さん

 「欧米の展示会では、潤沢な資金を持つ来場者が多い。はやりのラーメンビジネスを始めたいというオーナーや、店舗開発の担当者が集まる。海外でラーメンは高級料理として扱われることも多いため、利幅も大きく、ビジネスチャンスを求めてラーメン店経営に乗り出すオーナーも多い」(大林さん)

 販売商品は店舗用の小型なものから業務用の大型機まで幅広い。現在はラーメン店やうどん店のほか、冷凍食品工場やコンビニで売られる麺製品の工場でも採用される。ロサンゼルスの繁盛店「Tatsu Ramen」にも導入され、そこで製麺機を知った人から問い合わせが来た。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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