月餅市場を狙う あんこメーカー【海外展示会挑戦記】

 
  • 2020/7/16

茜丸(大阪市)
@ 香港Food Expo(香港)、THAIFEX(タイ)、Food and Hotel Asia(シンガポール)

▲「食品系の企業ならば、まずはジェトロや自治体などが主催するジャパンパビリオンで出展するのが一番いいと思う。彼らはノウハウを持っているので安心だ」と話す北條竜太郎常務

大手と1年目で契約に

 あんこメーカーの茜丸(大阪市)は、2018年から業務用あんこの販売を目的に、アジアの展示会出展を始めた。月餅の市場が大きい、中華圏の市場を狙いにいった。香港では大手食品会社のマキシム社に月餅のあんことして採用された。だが、不安定な社会情勢が関係し、取引は一年で終わってしまった。シンガポールでは大手製パンチェーンのブレッドトーク社に、5~10トンを輸出した。年商10億円のうち、海外売り上げは約2%だ。

 マキシム社とは、酒類・食品の大手卸、国分(東京都中央区)が主催する国内の商談会で出会った。事前に話を進め、「香港Food Expo」の会場で本決まりになった。決め手はあんの種類の豊富さだ。小豆、いちご、かぼちゃ、いちじくなどをそろえる。海外では、ゆずと抹茶のあんが人気だ。現地では、さまざまな味の月餅が製造されている。

 展示会出展は、ジェトロが募集するパビリオンでの出展を基本とする。自社の単独出展で、来場者を集められない経験をしたからだ。「語学力はそれほど必要ないと感じた。英語の資料と、高校卒業程度の英語力があれば十分」(北條竜太郎常務)

 「マキシムやブレッドトークは大企業で取引額も大きいが、数字にシビアで、取引を打ち切られるリスクが大きい。中堅メーカーと関係を構築したい。タイやベトナムで協力工場を探し、現地で自社ブランドの最終加工品販売を目指す」(北條常務)


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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