19万人のバイヤーが集まる @東京インターナショナル・ギフト・ショー
- 2016/9/25
- ギフト・雑貨・文具, ビジネスガイド社, 東京インターナショナル・ギフト・ショー
会期:2016年9月7日(水)~9日(金)
会場:東京ビッグサイト 全館
主催:ビジネスガイド社
出展者数:2729社
年2回東京ビッグサイト全館を利用して開催
個人向けの贈答品や生活雑貨を売る企業と、大小さまざまな小売業のバイヤーを結ぶ「東京インターナショナルギ・フト・ショー」は41年前、流通業界向けの専門紙を発行するビジネスガイド社(東京都台東区)が始めた。毎年2回、春と秋に東京ビッグサイトを全館貸し切るようになったのは16年前だ。9月7~9日に開催した第82回には、2729社が出展し、18万9023人が来場した。
「ギフト・ショー」は大手町にあった都立産業会館で始まり、サンシャイン、晴海の見本市会場を経て、ビッグサイトに進出した。
来場者が増えたのはサンシャイン時代だ。1982年の進出当初は4万人だったものが、5年後には12万人を超えた。 出展企業数は開催ごとに伸ばしてきたが、20年前、晴海からビッグサイトの東棟全6館に移ると、半年で278社を増やし1619社を集めた。
関わりは小学6年生から
芳賀信享社長が初めて展示会に触れたのは、小学6年生の時だ。両親が創業したばかりの会社でギフト・ショーの原型となる展示会が始まった。家族総出で発送物に宛名シールを張り、中学に入ると会場で配布する資料の封入作業も行った。
会社に入ったのは、社会人となり、東和証券(現・東京三菱モルガン・スタンレー証券)を3年勤めた後だ。身体を壊していた父に代わり、母の久枝氏(現会長)が切り盛りする会社で、出展営業を支えた。出店者数が1000社を超えても、当時の営業は芳賀社長を含めて2人だけだった。出展企業の責任者と電話一本でつながる、顔の見える関係が今も強みだ。
『ギフト』という言葉が、まだ世の中に浸透していなかった時代に、個人間で贈答を送り合う文化を、関係企業とともにつくってきたことが、同社の強い基盤をつくった。
来年2月には、春の定例会期に先立ち、暮らしやリノベーションにテーマを絞った「LIFE×DESIGN」という試みを東展示棟3ホールで始める。