不動産テックが急成長 市場の変化が後押し @賃貸住宅フェア

展示会名:賃貸住宅フェア
会期:2021年9月15日(水)・16日(木)
会場:パシフィコ横浜 展示ホールB・C・D
主催:全国賃貸住宅新聞社
出展者層: 営業支援システムサービス、高機能・省エネ建材、リノベーションアイテム、不動産テックサービス
来場者層:リフォーム事業者、工務店、ハウスメーカー、設計インテリア事務所、専門工事会社、ゼネコン、デベロッパー、不動産会社、不動産オーナー、商社・流通会社、住宅設備・建材メーカー
同時開催:第23回 リフォーム産業フェア、不動産ソリューションフェア

▲会場の様子

 賃貸業界の展示会「賃貸住宅フェア」には、物件オーナーや不動産管理、リフォーム、工務店の関係者が集まった。不動産テック関連の出展が増加した背景には、新型コロナウイルスの影響でVR内見などのオンラインサービスを求めるユーザーや、テレワークの普及でオフィス環境を見直す企業が増えたという住宅市場の変化がある。例年と比べて来場者は減少したが、高い関心を示す人が多いなど、手応えを感じる出展者が多かった。

 コミュニケーションツールを展示したPID(東京都港区)には、不動産の管理会社と物件オーナー、建設や保険の関係者が集まった。新規顧客の開拓は、ピッチコンテストの出場とオンライン営業に力を入れる。ベンチャー企業が集うイベントで優勝したことで、顧客や協業企業を獲得したり、オンライン商談で全国の企業が対象になったりと、顧客数はコロナ以前の2倍に増えた。展示会では無料アカウントの登録を促し、1日あたり10件の目標を達成したと話した。

▲リード獲得に最も効果的なのは展示会と話したDATAKIT(神戸市)

 施工管理システムを展示したDATAKIT(神戸市)には、リフォーム会社の代表や経理の担当者が訪れた。7年前から継続する展示会の出展ほか、自社サイトへの問い合わせやメールマーケティングで集客する。今年の展示会では、資料請求と協業の相談が増えた。一方で、ウェブ検索で見つからないという顧客の声を受けて、自社サイトの制作や運営を見直すきっかけにもなったという。

 オンライン営業を始めた企業が増えた一方で、従来の営業手法で新規顧客の開拓をする企業もあった。コロナ以前から動画配信で集客していたり、商材が時代の需要とマッチしたことで、集客に課題を感じていないことが理由だ。

▲今回は会場がある神奈川県内の来場者が多いというオークマ(愛知県丹羽郡)

 建築部材を製造、販売するオークマ(愛知県丹羽郡)には、リフォームを検討する不動産オーナーのほか、工務店やリフォームの施工業者から、現場や営業の担当者が来場した。従来から自社サイトで、施工や商品の動画を配信して集客していた。オンライン商談は始めたが、新しく導入したツールはない。今回は1日20社と名刺交換した。例年より少ないが熱心な顧客が多いので、成約につながるようアプローチすると話した。

 VRを活用した内見サービスを展示したLexi(東京都渋谷区)には、入居者を確保したい不動産オーナー、不動産管理会社が集まった。1日あたり100枚以上の名刺を交換した。コロナ下でも既存顧客や紹介、自社サイトからの問い合わせに対応するだけで、毎月30~40件の依頼があり、売り上げは前年と比べて300%伸びたという。外出自粛などで内見ができなかったり、テレワークが浸透してオフィスの空室率が上がったりと、オンライン内見の需要が増加したことが影響しているようだ。

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