関東初開催[口コミ]@サービスロボット開発技術展 前編
- 2020/3/12
会期:2019年10月17日(木)・18日(金)
会場:パシフィコ横浜 展示ホールA
主催:横浜ロボット開発技術展実行委員会
出展者数:41社
同時開催展:産業用ロボット開発技術展、次世代モビリティ開発技術展、働き方改革カンファレンス
ロボットと次世代モビリティの開発・導入の促進をめざす専門技術展。最先端のロボットや関連技術が展示される。来場者はロボット・機械などの技術者、ロボット活用技術の導入を検討する、製造業や医療・介護施設、建設業や、物流業などの企業だ。インテックス大阪では過去に4度開催されており、関東エリアでの開催は初めてで、初出展の企業が多かった。
来場者多く有益
日本システムウエア(東京都渋谷区)
キャタピラ型のロボットを展示した。ブースにはロボット製造業関係者やものづくり企業、農業従事者らが訪れた。特に物流現場で使いたいという声が多かった。出展者は決して多くないが、来場者も多く有益な機会だった。名刺交換は1日100枚を超えた。
来場者層とマッチせず
シューマツワーカー(東京都渋谷区)
エンジニアやデザイナーへ副業を紹介。今回は「働き方改革カンファレンス」で出展した。個人的に副業したい、あるいは会社で導入したいという人が来場。メインは「サービスロボット開発技術展」で、この展示会と来場者層があまりマッチしていない印象。展示会の規模の割にはまずまずの手応えで、名刺交換は一日30~40枚ほど。副業希望者は圧倒的に多いが、受け入れる側の企業の数が追い付いていない。国は副業解禁とうたっているが、副業に難色を示す企業は多い。
営業先を探す来場者多い
キングソフト(東京都港区)
ソフトウェアを開発している。主な出展の目的はマーケティングで、ここでの反応をもとに、販売時期や価格を検討できればと考えている。来場者は部品メーカーやコンサルの売り込みが多く、導入を検討する企業もいたが、割合としては営業先を探している人の方が多かった。来場者は初日で100人ほど。完全に用途が決まっているロボットと、そうでないロボットで展示のコーナーが分けてあるとさらによかったが、手応え的には満足だ。
規模が大きければ、さらに良い
タマディック(東京都新宿区)
精密機器を製造。今の産業用ロボットは人型で軽量物を運ぶものが多いが、今回展示したのは20~30kgのものを自動で運ぶロボットで、製造業や物流業の来場者が関心を示した。食品関係者からは、衛生面に配慮した機器を要望された。食品業界向けのロボットについては今後の課題だ。この展示会はテーマが絞られており、ターゲット層が集まりやすい。規模の割には来場者が多く、もう少し規模が大きいと、さらに良い。