ディスプレイ業界は車載や医療機器メーカーの来場者に熱視線 @ファインテックジャパン

 
  • 2020/2/16
展示会名:第29回 ファインテック ジャパン(液晶・有機EL・センサ技術展)
会期:2019年12月4日(水)~6日(金)
会場:幕張メッセ 国際展示場8
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:108社
出展者層:製造装置、部品・材料、検査装置、液晶、有機ELディスプレイ
来場者層:電機、自動車、産業・医療機器、娯楽関連企業
同時開催:高機能素材Week(高機能フィルム展、高機能プラスチック展、高機能金属展、高機能セラミックス展、接着・接合EXPO、高機能塗料展)、Photonix

 ディスプレイやタッチパネル業界の専門展「ファインテックジャパン」では、車載機器や医療機器関連メーカーに向けてアピールする出展企業が目立った。フラットパネルやディスプレイの市場では、スマートフォンなどモバイル向けの需要が一巡し、低迷が続いている。ディスプレイ業界も高付加価値製品に対する設備投資意欲が高い業界として、車載機器メーカーに注目し、売り込みに力を入れていた。

設備投資に積極的な企業多い

▲パチンコ台などの娯楽業界での用途に期待

 常陽工学(横浜市)では、真空貼り合せ装置によるS字形状の曲面貼り合せ技術に関心を持つ来場者が多かった。自動車のメーターに使用されるもので、当面は車載向けの利用が中心になるようだ。将来的にはパソコンのモニターなどでの採用も検討されているという。

 素材加工の三星ダイヤモンド工業(大阪府摂津市)では、曲面ディスプレイが車載機器メーカーの注目を集めた。運転席用のディスプレイでの使用を検討しているという。また、中国をはじめとするアジア系ディスプレイメーカーの来場が全体の8割程度と、例年に比べてもあまりにも割合が高いため、見学に訪れていた上海事務所のスタッフを通訳として残した。「製造拠点はアジアに移ったが、製造装置では日本製の人気が高い」(江島谷彰さん)

▲日本の製造装置や技術を求め、海外からの来場者目立った

 レーザー剥離装置を展示した日本製鋼所(東京都品川区)によると、現在はモバイル向けの用途がメインだが、車載用でも期待が高まっているという。「薄さ、軽さ、柔軟性が、今のディスプレイ市場で求められている」(西野匡則さん)

 車載と並んで来場者の関心が高かったのが医療用の分野だ。アスカネット(東京都港区)のブースでは、空中ディスプレイに注目が集まった。エステサロンの業務用医療機器などで採用が進む商品で、施術者がマッサージをする際に手にオイルをつけた状態でも画面を操作しやすいと評判だという。同商品は医療現場での採用も進んでいる。「オペ中などでも操作しやすいと言われている。さまざまな業界に対する提案を通じて需要が見えてきた」(小口洋平さん)


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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