目視で判別できないキズを検知 検品用カメラに注目する生産管理の担当者 @国際画像機器展

 
  • 2020/2/16
展示会名:国際画像機器展 2019
会期:2019年12月4日(水)~6日(金)
会場:パシフィコ横浜
主催:日本画像・計測機器協議会
出展者数・小間数:216社・435小間
出展者層:画像処理機器、レンズ、光源、画像記録・圧縮装置
来場者層:精密・機械、電機、電子部品、半導体
同時開催:ビジュアルメディアExpo

 画像処理に関する先端技術の展示会「国際画像機器展」には、製造業の生産技術やライン工程で検査業務に関わる人が集まった。温度差や、高速作業中に起きる不具合、微細なキズなど、目に見えないトラブルを感知して品質管理に活用する技術に注目が集まった。

▲業界人しか来ないので、ひやかしがいないのがメリット

 溶接現場向けの作業管理システムを展示したノビテック(東京都渋谷区)には、不具合の原因を解析するカメラを探す検査関係者が訪れた。溶接作業の現場では、一般的なカメラで撮影すると全体が白く飛び、解析できないという。そのため、特殊なレーザーを照射し、溶接作業を観察できる高速赤外線カメラを使った仕組みを展示した。「溶接温度が低い部分を可視化でき、不具合の軽減につながる」(廣田俊之さん)

 遠赤外線カメラを製造販売するビジョンセンシング(大阪市)では、シャッターが無いカメラが、自動車や半導体製造部門の管理職の注目を集めた。車載カメラや不良品検査に使われるカメラはシャッターを切る一瞬さえ画像を途切れさせてはならない。そのため、多くの場合、事前に準備したデータを使って補正作業を行う。「一般的な遠赤外線カメラは補正機能が働く間に撮影が途切れるが、シャッターが無いカメラは補正処理が必要なく、撮影が途切れない」(小川文弘専務) 産業用レンズを輸入販売する太平貿易(東京都中央区)では、5ミクロンに対応する高解像度カメラを展示し、自動車や半導体の部品を製造する工場の検査担当者が訪れた。「中央はきれいに映っても、周辺は焦点が合わないカメラもある。産業用検査では許されない」(渡辺蔵丸さん)

▲今回注目が集まった高速の溶接現場向け赤外線カメラ

 人手に頼る検査を、自動化する機器も求められた。エーディーエステック(千葉県船橋市)の小嶌勇輝常務は「製造工場が多い地方では採用が難しい。海外実習生も3年ほどで帰国する。人的資源に頼ることに危機感を持つ人が多い」と話した。AIによる画像解析ソフトを活用し、目視に頼ってきた検査を自動化する技術を展示したところ、自動化を検討する製造業の担当者が関心を示した。


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吉葉昭子吉葉 昭子
東京都八王子市在住。ネット黎明期のメディア制作会社などを経て、フリーライターに。オーガニック業界誌、地域情報媒体、旅行ガイドブックなどで執筆。企業SNS投稿代行も行っている。趣味は和太鼓。

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