習慣の違いに苦戦 タイではボディタオルの在庫を返されたことも 【海外展示会挑戦記】

  • 2020/2/1

タツネ(栃木県足利市)
@ STYLE Bangkok Fair(タイ)、中国華東輸出入商品交易会(中国)

▲年商7億円のうち海外比率は3割で、特に取引の多い韓国では約2億円を売り上げる

 浴用ボディウォッシュタオルメーカーのタツネ(栃木県足利市)は、海外向けブランド「バスローラン」の発売をきっかけに、タイのライフスタイル見本市「STYLE Bangkok Fair」に初出展した。現地では100枚が売れ、地元バイヤーとのつながりができた。商談を進めるのはこれからだ。過去には「中国華東輸出入商品交易会」への出展経験もある。

 海外には20年前から力を入れる。国内で開催される「東京インターナショナル・ギフト・ショー」や「国際化粧品展」に出展し、積極的に海外企業とのマッチングの場に参加した。その結果、海外バイヤーとつながり販路を広げた。 海外メーカーのOEMやODMが中心で、韓国、シンガポール、台湾、マレーシア、イラク、トルコ、ロシアの企業と取引がある。年商7億円のうち海外比率は3割で、特に取引の多い韓国では約2億円を売り上げる。

▲「当初から海外展開を目指して生産工場を拡張しており、今後も増設の予定」と話した田部田康弘さん

「海外販路を広げることができたのは、同業他社が海外市場への進出に消極的だったからだ。同業は安価に受けることはできても、海外から入る大量発注に対応できない。奪われた取引先が戻ってくることも多い」(田部田康弘さん)

 自社ブランドで海外展開したのは、ボディタオル文化が定着していない国に対応するためだ。市場ができていない国では、「バスローラン=体を洗うタオル」というイメージを定着させ、市場を一挙に獲得しようと考えた。

 だが、タイでは習慣の違いに苦労した「タイ市場は小売店の立場が強い。売れないと在庫を返されてしまう。市場が無い上に、物価は日本の3分の1なので割高になる。簡単に売れるわけではない。」(田部田さん)。今後はインドにも進出する予定だ。


おすすめの記事
出展・来場とも海外勢増加[口コミ] @東京インターナショナル・ギフト・ショー春 前編

国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

関連記事

国内展示場小間数ランキング

ブース・人材・運営・サポート企業

今日の中国

医療インバウンド

日本全国DMO

グループ会社

全国賃貸住宅新聞社

ページ上部へ戻る