最新技術求め幅広い職種来場[口コミ]@国際ナノテクノロジー総合展・技術会議 後編
- 2019/3/10
- nano tech(国際ナノテクノロジー総合展・技術会議), 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
新素材の新たな用途見つけた
日本レーザー (東京都新宿区)
レーザーと光の専門商社。計測システムのメーカーをターゲットに、ナノ分野の計測に使える製品を出展したところ、数社と中身の濃い話をすることができた。
レーザー業界の関心は、速く加工できる高出力レーザーと、微細加工に集まっている。高出力レーザーで鉄板を切ったり溶接をしたりすると、機械での切削に比べて交換部品が少なくて済み、エネルギー効率も良い。このレーザーが出現したことで、より速く、より細かな加工が求められるようになっている。
市場ニーズをリサーチできた
ノリタケカンパニーリミテド(名古屋市)
展示したのはナノテクに関連する商品がメイン。来場者のニーズや感触をつかむために出展した。全体的に、作業の効率化や新機能の付加、省エネを求める人が多かった。これらを踏まえた商品開発をしていきたい。
ブースで人気が高かったのは、マイクロナノバブル発生装置。洗浄の分野では、ナノバブルによって高い水質浄化作用を期待できる。また殺菌の分野では、水産や畜産における鮮度の維持や感染症の予防を期待できる。
農業ならば作物の活性化、美容ならば新陳代謝の活性化、医療ならば目的の細胞まで薬を届けるなど、さまざまな用途を想定できる。
非熱加工に反響
ビーム(東京都町田市)
レーザー光源やレーザー加工装置の試作加工がメイン。企業はもちろん、大学の研究関連の来場が多かった。顧客が求めているのは非熱加工だ。セラミックスや樹脂、シリコン、複合素材など非金属材料に微細な穴開け、溝開けなどの加工をすることが多い。今年は昨年よりも減った気がした。
中国人来場者減った
井上製作所(神奈川県伊勢原市)
粉と液を混ぜる機械を作っている。顧客は食品、化学、インキ、電池など。リチウムイオン電池や、ハンダのペーストも我が社の機械で粉を混ぜて作っている。最近は、電気自動車市場の成長を受けて、リチウムイオン電池関連の需要が伸びている。
来場者は、安全や環境面に配慮した製品を探している。特にかくはん機や混練機はケガをしやすいので、安全面への配慮が重視される。一方で、安全面に比重を置きすぎると作業効率が悪くなるので、バランスが大事だ。今回は前回、前々回に比べて中国人来場者が減ったように感じた。
高機能セラミックス展
2019年5月22日(水)~24日(金)
@インテックス大阪
主催:リード エグジビション ジャパン
二次電池展(スマートエネルギー Week内)
2019年2月27日(水)~3月1日(金)
@東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン
Phot oni x(フォトニクス)
2019年12月4日(水)~6日(金)
@幕張メッセ
主催:リード エグジビション ジャパン
ネプコンジャパン
2020年1月15日(水)~17日(金)
@東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン