NJS(東京都港区)下水道チェックのドローン技術を海外に【海外展示会挑戦記】

NJS(東京都港区)
シンガポール国際水週間(SIWW)

上下水道のコンサルティング会社、NJS(東京都港区)はシンガポール国際水週間(SIWW)にて、下水道を検査するためのドローン((飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)」です。いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。 出展:飛行ルールの対象となる機体 国土交通省))技術を展示した。

1956年に設立された同社は日本初の「水と環境の総合コンサルタント」で76年に海外部を設けた。年商150億円のうち、約50億円が海外での売り上げだ。

今回は、シンガポール公益事業庁(PUB)が水事業の国際展開を促進するにあたって水分野の技術を集めており、つながりを強化するために出展した。なお、シンガポールでは現在、上下水道を敷設するにあたり、最初から点検用のケーブルを組み込んでおり、これによって使用状況や劣化の状態が逐一把握できるという。この技術は日本にもない、シンガポールならではの展開だ。

出展したのはジェトロブースのジャパンパビリオン。日本企業の出展は40社だった。

ドローンの輸送に苦労した。ドローンは精密機器に該当し、関税を通すための書類作成に手間と費用がかかる。今回は精密の箇所を取り外して模型の状態になったドローン3台を現地に運んだ。とはいえ一番大きいもので全長1mを超えるため、飛行機の手荷物では超過料金を支払い、展示会場にはワンボックスのタクシーをチャーターして運び入れた。

出展料は2小間で80万円。パンフレットやポスターなど販促物のデザイン・制作費が30万円。展示会チーム5人、セミナーをサポートする学会チーム4人の計9人で臨み、渡航費が往復で一人につき20万円。宿泊費がランクの低いホテルで一泊1万5000円だった。


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