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揺れるのれんに映る光【人が集まるブース特集】
- 2018/4/10
- nano tech(国際ナノテクノロジー総合展・技術会議), 工業材料
ウシオ電機(東京都千代田区)
@新機能性材料展
▲高さ4.4メートルから吊るされたのれんは、会場の空調から出る風に揺れ、光の動きを表現した
エアコンの風で、のれんがひらひらと動くブースをつくったのは、「新機能材料展」に出展したウシオ電機(東京都千代田区)だ。光の先端技術を持つ同社は、のれんの隙間やのれんそのものに光を当て、動きのある光の展示を狙った。
風で揺れるのれんは、来場者の足を止めた。「人は周辺が静止している状況で、動くものに目を向ける習性があるそうです」(村山史さん)。長さ2メートルののれんは、高さ制限いっぱいの4.4メートルからつるされた。アイデアは施工会社から提案された。施工費は300万円超だった。
ブース来場者の数も増えたが、施工中から他のブースの制作スタッフが写真に収めるなど、関係者の注目度も高かったという。
産業用光源が強い同社は精密機器や電子部品などのエレクトロニクス、VR・3D映像やステージ光源などのビジュアルイメージング、医療・自然環境・エネルギーなどのライフサイエンスの3つの事業で光を用いた商品を開発する。会場では、明かりとしてだけでなく、紫外線を光工学エネルギーとして、赤外線を熱エネルギーとして利用する技術を展示した。