主役は海外企業 @nano tech

 
  • 2018/3/12
JTBコミュニケーションデザイン(東京都港区)などが主催する電子・金属製品や繊維、半導体や精密機械に関する専門展「nano tech(ナノテック)」が14~16日、東京ビッグサイトで開催された。約600社が出展する中で、会場中央に陣取るのは海外企業によるパビリオンだ。参加企業はアジアや欧米などさまざまなで、日本企業との取引を求める海外企業の台頭が見てとれる。
▲会場中央に陣取る韓国パビリオン。23社が出展している

208社が出展 アジア・欧米など幅広く

 今年の「nano tech(ナノテック)」に出展した海外企業は全部で208社。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO・川崎市)が出展を取りまとめるベンチャー企業や学術機関の出展を除けば、国内の出展者数と比べると、その差は30社程度しかない。

 国際色も豊かだ。アメリカやカナダ、ベルギー、タイなど世界各国から出展したほか、台湾やイラン、イタリア、チェコなどは複数の企業を公的団体が取りまとめて出展するパビリオンを構えて同展に望んだ。こうした海外企業の出展は数年前から続いており、年々数を増しているという。

 中でも、会場中央にもっとも大きなパビリオンを構えたのは韓国だ。韓国政府の支援により出展している企業が集まるエリアで、23社が参加している。パビリオン以外にも韓国からの出展企業は数社あり、日本は同国の企業にとって大きな市場となっている。

 「技術でモノを売ろうと思ったとき、もっともその良さをわかってくれるのが日本。韓国や中国など他のアジア諸国では品質や技術の高さよりもコストを重視される」。そう語るのは、韓国パビリオンでカーボン製品を出展したNAIEEL Technology社のシンさんだ。同展へは数年前から視察などで参加していたといい、日本企業との取引や共同での製品開発を狙い、出展したという。電子や半導体など幅広い業種のビジネスマンがブースを訪れるので、誰とどんな取引につながるのか予想できないのが魅力だと思う。官公庁や学校関係者なども訪れるので、技術開発の面でもたくさん参考になる話を聞けると感想を語る。

 「nano tech」には10本の同時開催展を含めて3日間で4万4437人が来場した。海外からの参加は出展者だけでなく来場者でも増加しているといい、同展の国際色はますます強くなっていきそうだ。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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