イングランドでロックダウンを解除、マスクは義務から推奨へ @イギリス・ロンドン【7月21日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲渡航先リスク別で、帰国後隔離なしから10日間の隔離対象に変更となった、スペインのメノルカ島

 イングランドでは19日、1年半続いたロックダウンが解除された。屋内施設や商業施設の人数制限、店内飲食の規制、マスク着用の義務が撤廃となる。スーパーや小売店などの店舗では、マスク着用を強制しないが推奨する姿勢だ。ロンドンの公共交通機関では、マスク着用の義務を継続するが、未着用の利用者が増えている。

 営業を再開したナイトクラブでは、ロックダウンの解除と同時に深夜からパーティーを楽しむ若年層の姿が多く見られた。若年層は新型コロナワクチンの接種率が停滞しているため、9月下旬からナイトクラブの入店時に、ワクチンパスポートの提示を求める方針だ。

 ロックダウンの規制緩和に伴い、感染者数は増加の一途をたどる。17日には5万4674人となり、半年ぶりの高水準だった。ジャビド保健相がデルタ型の陽性となり、ジョンソン首相ら数人の政治家は、濃厚接触者として自己隔離を強いられている。

 新型コロナに感染して現在入院している人の60%は、ワクチンを2回接種していたことが分かった。国内ではワクチンの効果を疑問視する声が止まらず、各地でワクチン接種や証明書に反対するデモが起きている。ナイトクラブをはじめ、多くの店舗で入店時に証明書が必要になれば、ワクチンを接種についての自由がなくなるとし、人権侵害に関わるという主張だ。19日にはウエストミンスターでデモが行われ、逮捕者が出た。

 感染拡大が止まらないイングランドでは、4月から無償で提供していた検査キットを、在庫不足のため有償化することを発表した。自宅で30分で検査ができるラテラルフロー方式で、週2回分を提供していた。PCR検査は、通常は48時間以内に結果が出るが、受検者が多く遅れが出ている。

 イングランドは8月16日から、自己隔離の規制を変更する。食品、病院、介護といった業界は人手不足となっており、改善を図る狙いだ。現在は、濃厚接触は10日間の隔離が必要だが、ワクチンを2回接種している場合は、毎日行う検査が陰性であれば業務ができる。

 旅行先の国や地域をリスク別に分け、帰国後の対応を3段階に分類した『Traffic Light system(信号機システム)』では、緑から黄色に移行した地域が増えた。スペインのメノルカ島、マヨルカ島、イビサ島などが該当し、それぞれ感染者が増えている状況だ。黄色に指定された地域から帰国した際には、PCR検査を2回実施する必要がある。

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