オミクロン株予防のため、再びマスク着用を義務化 @イギリス・ロンドン【12月1日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲中学校や高校内でも再びマスクの着用が義務化された

 イギリス政府は、新型コロナウイルスのオミクロン株に対する、新たな措置を発表した。南アフリカ、ザンビア、ジンバブエといった、アフリカ諸国に10日以上滞在した人の入国を禁止している。イギリスとアイルランドの国籍や滞在許可証の保持者は入国できるが、政府が指定するホテルで10日間の隔離が義務となる。過去10日間にこれらの国から入国した人に対しても、早急にPCR検査を受けるように呼びかけている。

 オミクロン株は、従来のコロナウイルスと比較して症状が軽いと言われるが、政府は感染を防ぐため、12歳以上のマスク着用を再び義務化した。小売店やスーパーなどの入店時や、公共交通機関の利用時、学校や図書館などの共用エリアが対象だ。中高生は、約30分で結果が出るPCR検査を、週2回自宅で実施することが決まった。首相は状況に応じて感染症対策を強化することで、今年の冬はロックダウンを回避したいと話した。

 スペインはイギリスからの旅行者に対して、コロナワクチンの接種を終えていることを入国の条件に加えた。従来はPCR検査の陰性証明で入国できたが、オミクロン株の拡大を受けて変更した。12歳以下は免除となる。

 アメリカの感謝祭に由来する、大規模な安売り『ブラックフライデー』が、近年イギリスでも浸透している。今年は11月26日だったが、同日にロンドン交通局(TFL:Transport for london)の職員が、地下鉄の夜間運航サービスの勤務体系をめぐってストライキを行った。利用者の多い5路線で運休や遅延が相次ぎ、買い物客の足に支障が出た。運転している路線に乗客が集中し、大変な混雑となった。ロンドン交通局と交渉ができない場合は、今後も複数のストライキが決行される可能性がある。

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