冬の流行に備え、インフルのワクチン接種に注力 @イギリス・ロンドン【11月24日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲クリスマス期間中の物流は問題ないようだ

 イギリス政府は、新型コロナウイルスのワクチンと平行して、インフルエンザのワクチンを接種するよう呼びかけている。新型コロナの1日あたりの新規感染者が3万~4万人を維持するなか、冬季の流行に備えて予防を促したい意向だ。通常は14.99ポンド(約2300円)だが、50歳以上と12歳までの子どもは無料で接種できる。インフルエンザのワクチンは、かかりつけ医か薬局で受けられるが、希望者が殺到し1カ月待ちの状況が続く。

 メトロ新聞によると、コロナ下で価値観が変化し、転職を考える人が増加したことが分かった。より給料の高い仕事や新たな技術を身に着けられる仕事、仕事とプライベートのバランス改善を求める人が多かった。例年は12月のボーナス時期が過ぎた1月に転職をする人が多いが、今年は早い時期から動き出す人が増えた。

 リバプールでは、14日に起きた爆弾テロ事件をきっかけに警戒レベルが3から2に引き上げられた。市内の産婦人科の前でタクシーが爆発し、後部座席に座っていた犯人の男性が死亡した。運転手は怪我をしたものの、脱出して命に別状はない。タクシーは、戦没者の追悼式典が予定されていた大聖堂に向かっていた。犯人の男性は、ヨルダンからの難民である可能性が高く、難民申請が拒絶され続けたことに恨みを抱いて犯行に及んだとする説が浮上している。警察はテロ事件と認定し、関与した容疑で4人の男性を逮捕した。

 イベントなどで字幕を提供するStagetext社の調査によると、18~25歳の8割は、テレビを見るときに字幕をつけていることが分かった。字幕サービスは、従来は聴覚障がい者向けだったが、字幕をつけると回答した9割は聴覚に問題はないという。56~75歳では23%が字幕を利用し、そのうち聴覚障がい者は18%という結果になった。若年層はスマホを使いながらテレビを見る人が多いため、番組の内容を理解するための字幕を利用することが当たり前になっているようだ。

 通販大手のアマゾンは1月19日から、イギリスで発行されたVISAクレジットカードの取り扱いを停止すると発表した。EU離脱により手数料の改定が容易になったことで、手数料が高額になったことが理由だ。VISAデビットカード、イギリス以外で発行されたVISAクレジットカード、マスターカード、アメリカンエクスプレスなどは引き続き利用できる。

 イギリスでは物流が滞ることを恐れて、例年よりも早い時期からクリスマスのプレゼントを購入する人が目立つ。クリスマスには家族が集い、前日からスナックなどを食べ始めて、当日は大きな七面鳥を焼き、数々の付け合わせやおつまみ、アルコール、デザートとともに楽しむ伝統がある。

 今年は鶏肉や牛乳などの欠品が深刻化したため、七面鳥も不足すると言われていたが、多くのスーパーは十分な量を確保しているという。昨年のクリスマスはロックダウンと重なったため、今年は家族と過ごすことを待ちわびている人も多いのではないだろうか。

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