カスタマーサクセス支援ツール『commmune(コミューン)』
コミューン(東京都品川区)
コミューン(東京都品川区)が提供する、顧客とのコミュニケーション状況を管理するシステム『commmune(コミューン)』は、コミュニティごとに顧客を集約し、双方向のやりとりを目指すサービスだ。プログラミングの知識がなくても手軽に構築できる。顧客との接点作りに悩む企業や、コミューンを使った成果の拡大を目指す企業に、オンラインイベントを定期開催する。マーケティング部の阿部鈴音さんに話を聞いた。
―『commmune』の営業活動は、どのように行っていますか
元々リアルイベントがメインでしたが、開催が難しくなった2020年からオンラインに切り替えました。毎週定期開催するウェビナーには、毎回30〜80人が参加します。「カスタマーサクセスといえばcommmune」と想起してもらうことを目指しています。
―ウェビナーの集客方法、集客できるテーマは何ですか
自社で保有するリストへのメルマガ、SNSでの告知、Facebook広告を使い集客しています。ウェビナーのテーマは、カスタマーサクセスを始めた人や、部署の立ち上げを検討している人に向けた内容に多くの人が集まります。サービスの認知拡大のため、オンライン体験会も開催しています。
視聴者の反応が良い、サービス導入企業の出演
―他社との共催イベントも多いが、理由やメリットはどこにありますか
広いテーマで、多角的に話ができたり、自社だけでは集客できない人と出会うことができます。ウェビナーでは、導入企業に登壇してもらうこともあります。現場の声を伝えることは視聴者の反応も良く、たくさんの質問が寄せられます。
―ウェビナーはどのような運営体制で行っていますか
企画チームは、マーケティング部の2人で担っています。インサイドセールスやマーケティング担当者の意見を取り入れながら内容を練り、登壇者は社内メンバーのほか、導入企業などにも打診します。
運営は企画チームと登壇者で担当します。当日は企画チームが配信をサポートし、登壇者に対する質疑応答では、視聴者からの質問を取りまとめる裏方業務も担います。
―オンラインイベントへの出展経験はありますか
Sansan主催の「BIS2021」に出展しウェビナーを行いました。メッセージや名刺交換機能を活用して、参加者と直接コミュニケーションを取りました。イベント当日に名刺交換をした人と商談ができたり、ウェビナーでは想定以上に質問や反応があり、新規顧客の獲得につながりました。
セミナー聴講やブースに訪れた人は、非対面でも質の高いコミュニケーションを取る方法や、顧客体験の最適化につながるサービスを求める人が多い印象です。従来は接点がなかった多くの企業と交流ができたので、出展した効果を感じています。