国民の半数がワクチンを接種し、経済活動の一部が再開 @マレーシア・クアラルンプール【9月20日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲ロックダウン期間中(写真左)と、ロックダウンが一部緩和され社会活動が一部再開した8月下旬(写真右)の商業施設

 新型コロナウイルスのワクチン接種を進めるマレーシアでは、総人口の56%が規定回数を完了した。接種率が増加するクアラルンプール首都圏では、大規模な接種会場が閉鎖されつつあるが、感染者数が拡大する地方では、新たに会場を造設する事態となっている。保健省によると、2021年内には接種率が目標とする80%に達する見込みだ。1日あたりの新規感染数は、8月中旬以降は2万人前後だったが、9月中旬から1万6000人台に落ち着いている。

▲ペトロナスツインタワーに隣接するKLCC公園に観光客の姿は見られない

 ワクチン接種の完了者は『デジタルワクチン接種証明書』を提示して、店内飲食や理美容院など、必要不可欠以外のサービスを利用できる。従業員のワクチン接種が進むことにより、ロックダウン中も、照明を落として営業していたペトロナス・ツイン・タワー内の商業施設をはじめ、小売業の多くが営業を再開した。一方で、従来は観光客でにぎわうKLCC公園は、旅行者の減少により閑散としている。

 クアラルンプールとセランゴール州では、10日から移動制限が撤廃された。ロックダウン下だが、経済的な打撃が大きかった観光施設や映画館などは、人数を制限しながら一部を再開する。一方で、クアラルンプール市内にある大型の商業施設では、ワクチン接種の完了者のみ入場を許可する。医学的な理由があり接種できない場合は、医師の診断書や通院カードといった証明書の提示が必要だ。

▲夜になると原色のネオンに彩られていたクラブ&バーも臨時休業中

 クアラルンプール市内では、バーやナイトクラブなど酒類を提供する店舗の廃業が目立つ。中心部のP.ラムリー通りでは、名物ナイトクラブが無期限の閉鎖となり、20年間の歴史に幕を下ろした。周辺の店舗や娯楽施設も同様に、営業再開の目処が立っていない。食を中心に提供する店舗はデリバリー需要で生き残ったが、そうでない場合は1年半におよぶ規制で疲弊していることは明らかだ。

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