国民の半数がワクチンを接種し、多くの州で店内飲食が再開 @カナダ・トロント【7月20日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲ワクチン接種を促す看板。異なるメーカーを併用しても安全であることを示す

 新型コロナウイルスのワクチン接種が進むカナダでは、12歳以上の79%が1回接種、56%が2回接種を完了した。1回目の接種が進んだ4~6月には、全国でファイザー製が普及していた。しかし、接種対象を12歳以上に拡大したことからファイザー製の在庫が不十分になり、若年層に優先して投与することが決まった。そのため、1回目はファイザー製、2回目はモデルナ製と混合接種をする事例が増加した。

 政府のガイドラインでは、1回目と2回目に異なるメーカーのワクチンを併用しても安全性に問題はない。しかし、同じメーカーでの2回接種を求める人が多く、予約をキャンセルする事態が多発している。政府はファイザー製の入荷が未定であることや、感染拡大を予防するために、2回の接種を完了する必要性を強調する。トルドー首相は、アストラゼネカ製とモデルナ製の混合接種を受けており、国民に安全性を呼びかけている。

▲2回目の接種後には、ステッカーとボールペンが配布された

 国内の1日の新規感染者数は、昨年9月の水準である300人前後まで減少した。そのため、トルドー首相は、海外からの入国者を段階的に受け入れる計画を発表した。ワクチンを2回接種した人を対象に、8月中旬からアメリカ、9月以降は全ての国からの旅行者が入国できるよう検討を進める。

 トロントのあるオンタリオ州は7月16日から、ロックダウンを3段階で緩和する『再開ロードマップ』の第3段階に移行した。屋外は100人、屋内は25人まで集まりが許可される。飲食店は各テーブルの人数制限がなくなり、店内サービスが再開する。屋内イベント、映画館、美術館、動物園などは、屋内は収容人数の50%、屋外は75%以下で営業ができる。ただし、公共スペースでは、マスク着用や社会的距離の確保は継続となる。

 政府は「カナダの気候計画」において、省エネ住宅を増やすための助成金の提供を始めた。住宅の所有者は、エネルギー効率の良い住宅へ改修する場合、最大5000カナダドル(約43万円)の援助を受けられる。窓やドア、冷暖房、断熱材の改善のほか、ソーラーパネルなどの再生可能エネルギーシステムの購入が可能だ。政府は7年間で26億カナダドル(約2235億円)を投資して、70万以上の住宅の光熱費を削減する支援をすると共に、国内の環境問題を改善したい考えだ。

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