新型コロナ需要でワクチン輸送、研究工程のIT化に注目が集まる @インターフェックス 大阪

展示会名:第7回 インターフェックスWeek 大阪
会期:2021年2月24日(水)~26日(金)
会場:インテックス大阪 2号館
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:90社
来場者数:4774人
出展者層:サステナブルパッケージ、IoT・自動化関連、粉砕機、包装機・充填機、クリーンルーム、プラントエンジニアリング、バイオ医薬、受託製造、物流・流通
来場者層:医薬品・化粧品メーカーの製造・生産技術者、工場管理者、研究開発者、購買・施設担当者、品質管理者、情報システム担当者
構成展:第7回 再生医療EXPO 大阪、第1回 ファーマラボEXPO 大阪

▲会場の様子

 医療品・化粧品の技術展「インターフェックス 大阪」には、医薬品や化粧品などメーカーから、製造、開発、営業の担当者が集まった。業務効率化や感染症対策に注目する人が多く、ワクチン輸送、研究工程の電子化、バイオマス容器に焦点が当たった。緊急事態宣言の発令で企業によっては遠方への出張が制限されるため、主催者は『オンライン商談会』を併設して商談の場を設けた。

▲デルタトラックジャパン(大阪市)のブースでは多くの人が熱心に説明を聞いていた

 ワクチン輸送、保冷装置、温度管理のシステムを展示したデルタトラックジャパン(大阪市)は、3社と共同で出展した。新型コロナウイルスのワクチン輸送から保管までを総合的に行うシステムが注目を集め、多くの医療関係者が集まった。「真剣に検討する人が多く、ビジネスにつながりやすい」(藤原靖史さん)

 研究室の作業工程を電子化するシステムを展示したダッソー・システムズ(東京都品川区)には、メーカーの開発や研究担当者が訪れた。リモートワークの普及で、紙の資料を削減したり、工程を適切に管理したりする需要があった。「来場者は少なかったが、主催者が用意したマッチングアプリで、会場に来られなかった人ともオンライン商談ができた」(水海理沙さん)

▲大成化工(大阪府茨木市)が出展したサトウキビ由来のポリエチレン、バイオマスポリエチレンの容器

 医療向け容器メーカーの大成化工(大阪府茨木市)には、医薬品や化粧品のメーカーが来場した。環境に配慮した製品を求める企業から、サトウキビ由来のポリエチレン、バイオマスポリエチレンを使用した容器が注目を集めた。「入口付近だったので、予想よりも多い1日100~200人が来場した」(岩田昌彦さん)

▲山崎金属産業(東京都千代田区)のスーパーコンテナタンブラー

 医薬品や食品の粉体混合器を展示した山崎金属産業(東京都千代田区)には、医薬品メーカーの営業担当者が訪れた。短時間で混合、均一化できる点に関心を寄せる人が多かった。「オンライン商談では42人が来場し、数人とチャットで会話ができた。新型コロナの影響で、営業活動はオンラインに切り替えた」(益戸康取締役)

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